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未経験でも海外就職・転職できる?未経験可の海外求人

海外就職向けの求人情報サイト、転職サイトを見ると、「未経験可」とする募集があります。

本当に海外就職は、未経験でも可能なのでしょうか?

本記事では、海外就職で求められている経験と何なのか?どのような仕事が未経験でできるのか?未経験の人が経験を積むには、どうすれば良いのか?などについて解説します。

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海外就職・転職で必要な経験とは?

海外経験 x 職務経験

海外就職で求められる経験は、海外経験と職務経験に分けられます。

海外経験は、海外で働いた経験、海外で長期間住んでいた経験です。

職務経験は、海外就職に限らず、関連する職種や業種で働いた経験です。

海外経験はプラスだが、必ずしもなくて良い

海外経験はあった方が有利ではあります。既に海外で働いている人、働いていなくても住んでいる人の方が、海外就職への適応力は高いと思われるからです。

海外就職をする国、近くの国での経験は有利

特に就職を志望する国での就職経験があると有利です。例えば、タイで日本人を採用するとして、既にタイで働いている日本人の方が、日本にいる日本人よりも、即戦力として期待できるのではないでしょうか?

就職する国でなくても、近くの国で働いていれば、プラスの評価になります。文化や職場環境が近い国での経験がある方が適応しやすいからです。

特に東南アジアでの就職では、経験者が国を跨いで転職する例が多くあります。タイで現地就職した人が、次はベトナムで採用されるなどです。

海外経験が必須の求人は少ない

しかし、求人の条件として、海外経験や、特定の国での経験が必須になることは少ないです。あくまでも、あればプラスの評価になるということです。

関連する職務経験があった方が有利

応募する仕事に関連する職務経験はあった方が海外就職は有利です。

例えば、営業の仕事に応募するなら、前職も営業の人の方が事務の人よりも有利です。同じ営業でも、営業マネージャーへの応募なら、マネージャー経験がある人の方が有利です。

職種だけでなく、前職の業種も評価されます。例えば、製造業の営業の求人であれば、製造業で営業をしていた人の方が、保険の営業をしていた人よりも採用されやすいです。

一般的な海外求人では、応募の条件として、関連する職務経験の記載があります。条件の良い仕事、人気の企業の求人ほど、関連する職務経験の要求は厳しくなります。

海外では、新卒・第二新卒でも即戦力採用

関連する職務経験は重要なのは、日本の転職でも変わりません。

一方で、日本の新卒採用では、職務経験は問われません。既卒でも、「第二新卒」に限定した採用枠では、一般的に職務経験は問われません。

日本では、二十代半ばまでは、経験がない分野への就職・転職が比較的容易です。

日本以外の多くの国では、新卒や第二新卒限定の採用枠は極めて少ないです。新卒でも、既卒の社会人と同じ即戦力が前提の求人に応募することになります。

即戦力採用なので、関連する職務経験が重要になります。

未経験可の海外求人の特徴

日系現地採用

日本人が就職できる未経験可の求人の多くは、日系企業の現地採用枠です。日系現地採用とは、日系企業の海外支社・支店が現地で日本人を採用することです。

日系現地採用でも、経験者の方が有利なことは間違いありませんが、未経験可の求人も多くあります。

日系現地採用で未経験可の求人が多い理由

日系現地採用で未経験可の求人があるのは、日本人の採用に苦労しているからです。

日本人を採用する需要に比べると、海外で働きたい日本人は不足しています。特にアジアなど途上国の場合は、待遇が日本よりも低いので、なおさらです。

条件を厳しくすると十分な人数の採用ができないので、未経験可とする求人が多くなります。

日系現地採用については、こちらの記事もご参照ください。

海外就活で海外駐在 / 赴任か現地採用どちらを目指すべきか?
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海外での就業の可能性は、駐在か現地採用です。駐在の利点として、待遇の良さがあります。現地採用では、現地の人と同様の給与体系になります。逆にメリットは、自由な選択ができることです。自分が行きたいタイミングで、海外就職を始めることができますし、国も自由に選べます。

地域は、アジア(東南アジア、インド)

未経験可の求人の多くは、アジアでの仕事です。シンガポールを除く東南アジア、インドなどです。

アジアで未経験可の仕事が多いのは、上の日系現地採用で説明したように、採用の需要に比べて、現地就職したい日本人が足りないからです。

現地採用の給与水準を上げれば、経験豊富な人も応募すると思うのですが、なぜかアジアの現地採用の給与水準は上がる傾向はありません。

欧米、先進国は厳しい

欧米は、アジアとは逆で、現地採用の需要よりも、働きたい日本人の供給が圧倒的に多いです。やはり欧米の方が生活環境が良いので、住みたい人が多いからです。また、欧米に留学して、そのまま現地就職したい学生も多いです。

欧米は、就労ビザが厳しい

欧米は就労ビザが厳しいことも、欧米での就職が難しい要因です。

欧米には、日本人だけでなく、世界中から働きたい人が集まります。就労ビザを厳しくしないと、外国人労働者が多くなりすぎてしまうので、職務経験などで申請のハードルを厳しくしています。

シンガポールも難しくなってきている

欧米ほどではないですが、シンガポールも外国人に人気の就職先なので、年々就職が厳しくなっています。

欧米での就職とビザの関係については、こちらの記事もご参照ください。

留学後に就職しようと思ったら、就労ビザが厳しすぎたというのは、ありがち
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海外留学して、現地就職しようと思っている人向けに。留学先の国を決める要素は色々とあります。その国の文化が好き。観光で行って、住みたいと思った。勉強している専攻で有名な大学がある。友達が先に留学している。などなど。就労ビザの取りやすさも考えましょう

エントリーレベルの仕事

日本でもそうですが、未経験で就職できる仕事はエントリーレベルの仕事です。未経験で、マネージャーレベルの仕事や給与水準の高い仕事に就職できることは基本的にないです。

ブラック企業の可能性もある

日本の状況と同じですが、未経験可の仕事を多く募集している会社は、ブラック企業な可能性があります。

ブラック企業は、待遇や職場環境が悪いので、離職率が高いです。その結果、常に多くの採用をしなければなりません。そこで、早く求人を埋めるために、職務経験などの条件を下げるのです。

日系企業は、海外でもブラックな例がある

日系企業は、海外でもブラックな職場環境な例があります。ブラック企業の文化を海外まで輸出しているのです。現地人の社員は、定時に帰っていても、日本人の現地採用や駐在だけは、残業しているという例もあります。

職務経験が重要そうな仕事なのに、未経験可になっている求人には注意しましょう。ブラックな職場の可能性もあります。面接で職場環境を詳しく聞いたり、ネットで口コミを調べたりして、就職を決める前にどのような職場なのか、できるだけ調査しましょう。


ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書) – 今野晴貴 (著)

未経験可の海外求人の例

コールセンターのオペレーター

未経験可の海外求人の代表例は、日本語コールセンターやカスタマーサポートのオペレーターです。

コールセンターやカスタマーサポートは、日本でも離職率が高く、人手不足になりやすい職種です。更に海外の日本語コールセンターやカスタマーサポートは他の職種よりも給与水準が低いことが一般的なので、経験豊富な人を集めることは難しいです。

未経験可なだけでなく、同時に語学力不問なケースが多いです。

日本人が顧客なので、当然日本語しか必要ありません。コールセンターのオペレーターは、社内業務も少ないですし、同僚も日本人向けの仕事をしているので、社内でも日本語しか必要ありません。

法人営業

日系現地採用で、最も多い職種は、法人営業です。

海外就職の職種の選び方、日本人が就職しやすい職種
海外就職の職種の選び方、日本人が就職しやすい職種
海外就職を検討しているなら、日本人が採用されやすい職種は気になると思います。①日本人が海外就職しやすい職種は、国によって異なる。②日系の現地採用で採用されやすい職種。③現地企業で採用されやすい職種。④どのように志望職種を決めるか?

日系現地採用で法人営業の募集が多いのは、営業先も日系企業だからです。日系企業は、現地の決裁者も日本人のことが大部分なので、日本人による日本人のための対応をすることが求められます。

海外でも日本を話せる現地人を雇うことはできますが、細かいニュアンスのコミュニケーションとなると、ハードルが高くなります。

更に文化的な理解の違いもあります。日本的な常識や暗黙の了解が通じる純日本人は、それだけで日系企業では価値があるのです。

職務経験はあった方が有利

そうは言っても、海外就職で営業に応募するなら、営業の経験があった方が有利です。関連する業界での経験があれば、なお有利です。同じような能力の日本人を比べるなら、当然経験が豊富な人が採用されます。

営業経験はなくても、日本での社会人経験があった方が就職しやすいです。先ほど説明した日本的なコミュニケーションの価値は、日本での社会人経験がある方が更に高まります。

職場でのコミュニケーションの作法は、実際に社会人を経験していないと、なかなか体得することが難しいからです。

未経験可の海外求人を探すには

求人情報サイトで未経験可の求人を探す

海外就職を掲載している求人情報サイトでは、「未経験可」の絞り込み選択肢が用意してあることがあります。

絞り込み選択肢がなくても、「未経験可」のキーワードで検索すれば、未経験可を訴求している求人を探すことができます。

人材紹介会社に登録する

見た目の違いが分かりにくいのですが、求人関連のサイトには、単純に求人情報を掲載する「求人情報」サイトと、担当のエージェントが間に入って求人の紹介をする「人材紹介会社」のサイトがあります。

海外求人を扱っている人材紹介会社に登録すれば、担当のエージェントと相談ができます。自分の条件で、希望の国で未経験可の仕事が見つかるのか、率直な意見を聞いてみましょう。

人材紹介会社との付き合い方、注意点については、こちらの記事もご参照ください。

海外就職向け人材紹介会社・エージェント・求人情報サイトに登録
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日本での就職活動と同じで、海外就職でも最初に行うのは就職サイトへの登録です。海外就職の就職サイトを「求人情報サイト」、「人材紹介サービス」、「ソーシャルネットワークサイト(SNS)」分けて解説します。

経験を積んでから、海外就職する

日本で経験を積む

関連する職務経験がなくて、海外就職が難しそうなのであれば、まず日本で職務経験を積むことが考えられます。

例えば、海外で営業の仕事をしたいが、現在日本では事務の仕事をしているとします。海外での営業の求人に応募することも可能ではありますが、日本で営業を経験してからの方がスムーズかもしれません。

海外で就職したい仕事内容から逆算して、その仕事に必要な職務経験を積める日本の仕事を探しましょう。

在学中にインターンシップで経験を積む

新卒は職務経験がないので、海外就職では不利

新卒での海外就職の場合は、当然社会人としての職務経験はありません。新卒は、皆が未経験者として応募するわけです。

日本では、新卒限定の採用がありますので、職務経験がないことは問題になりません。しかし、海外では新卒限定の採用枠があることは少ないので、新卒でも既卒と同じ即戦力枠に応募します。

新卒は、職務経験がないから就職しにくいし、就職できないから職務経験もつかない、鶏が先か卵が先かのジレンマにおちいります。日本人の海外就職だけではなく、現地人の新卒も全く同じ問題を抱えています。

在学中にインターンシップで職務経験を積む

解決方法の一つが在学中にインターンシップを経験することです。インターンシップをすることで、在学中から職務経験を積むことができます。

日本でもインターンシップは一般的になってきましたが、海外では更に一般的で、長期間のインターンシップが多いです。

インターンシップの活用については、こちらの記事もご参照ください。

海外就職のためのインターンシップ戦略
海外就職のためのインターンシップ戦略
新卒海外就職の王道パターンは、在学中の海外インターンシップの経験です。これから海外就職を考えている人向けに、なぜインターンをするのか、いつ、どこで、どのようなインターンをすべきかについて解説します。

既卒でもインターンシップをする

既卒でもインターンシップはできる

日本では、既卒のインターンシップというのは、ほとんど聞きませんが、海外では大学を卒業して最初の仕事はインターンシップというのも、珍しくありません。大学を卒業して、最初から正社員として採用されるのは、職務経験の面で、ハードルが高いからです。

まずは、採用が比較的やさしいインターンシップの立場で会社に入ります。そこで実績を積んで、そのまま採用されることもあります。採用されなくても、職務経験を得ることで、他の会社に応募しやすくなります。

ワーキングホリデーはインターンシップでも使える

社会人のインターンシップで活用を検討したいのがワーキングホリデー制度です。

ワーキングホリデー(Working Holiday)とは、日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労することができる制度です。多くの国では、30歳までの年齢制限があります。

主要国では、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、ドイツ、フランス、スペイン、韓国、台湾、香港などが参加しています。

ワーキングホリデーは、「ホリデー」という名称のせいか、アルバイト程度の仕事しかできないイメージがあります。多くの人は、語学学校に行きながら、ウェイターなどアルバイトの仕事をするようです。

しかし、ワーキングホリデーはインターンシップにも使うことができます。

ワーキングホリデーの利点は、仕事が決まっていなくてもビザが取れることです。就労ビザの場合は、会社側に就労許可の申請をしてもらう必要があります。会社側に手間がかかるので、採用のハードルが上がります。

ワーキングホリデーだとビザの問題はないので、採用のハードルが大きく下がります。

こちらの記事もいかがでしょう?

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