夏休みにアメリカでアルバイト:J-1 (交流訪問者)ビザ

大学生の方で、夏休みはリゾート地での長期のバイトを検討している人

大学生の方で、夏休みは語学留学を検討している人

アメリカで夏休みを利用してアルバイトできる制度があることをご存知でしょうか?

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J-1 (交流訪問者)ビザ、Summer Work Travel

J-1は、交流プログラムのためのビザで、14種類のプログラムの種類があります。例えば、大学での研究や教育、中高生向け、ベビーシッターしながら学校に通う、など様々な種類の交流プログラムが含まれます。

その中の一つが、「Summer Work Travel」という、夏休みのアルバイトのためのビザです

プログラムの概要

・在学生向け、夏季休暇限定

・夏休み期間に季節的な需要のある仕事中心です。具体的には、リゾートでのホテルやレストランなどでの仕事

・主な条件:アメリカ国外で高等教育課程(大学、短大、高等専門学校など)に在籍中、かつ最低1学期を終了

・期間:最長4か月。ただし、在籍している学校の夏休み期間中のみ。学期の始めまでには、日本に戻る必要がある。日本の大学生だと最大2か月くらいでしょうか。

・英語の勉強ではなく、英語での仕事です。ある程度の英語でのコミュニケーション力が必須です。英語力の審査は、プログラム主催者によって異なりますが、ある大手の主催者はTOEIC 730点以上相当(電話での英語インタビューでテスト)としています。

・通常のアメリカでのアルバイトと同じように、法律で決められている最低賃金以上は保証されます

・一方で、プログラム参加費用がかかります。渡航費用なども考えると、トータルの収支はプラスにはならないと思いますが、語学学校に行くよりは、間違いなく費用は低いはずです。

・在学中、何回でも参加できる

プログラムの仕組み

<Employer(雇用企業)>

・実際にアルバイトををする場所です。

<Sponsor(プログラム主催者)>

・プログラム参加の申し込みは、雇用企業とは別のプログラム主催者に行います。プログラム主催者は、一般の就職に例えれば、人材紹介会社のような役割です。

・J-1のプログラム主催者になるには、アメリカ国務省から認可される必要があります。

・プログラム主催者の役割は、参加者の選定、雇用企業の紹介や、プログラム参加後のサポートなどです。

・プログラム参加費用を、参加者がプログラム主催者に支払います

・プログラム主催者からプログラム受け入れの承認を得た上で、ビザを申請します

Summer Work Travelのメリット

・アルバイトとはいえ、海外で働いた経験なので、就職活動でアピールポイントになる

・実践的な英語の勉強になる

・世界各国から働きに来た人と知り合える

・リゾートで夏を過ごせる(リゾートの仕事の場合)

・有給の仕事なので、語学留学より費用の面で楽

・ビザ取得の難易度は高くない

・外国人の参加を前提にしたプログラムのため、英語が完璧である必要はない(目安としてTOEIC 730点以上くらいは必要)

Summer Work Travelのデメリット

・仕事によっては、使う英語は限られるかもしれない。例えば、レストランのウェイターでも、基本的には限られたフレーズしか話さないですよね

・外国人のお友達ができるかは、その人のコミュニケーション能力次第。仕事終わって直帰だと、けっこう孤独かも

・アルバイトといいつつも、ほぼフルタイムの仕事が多い。時間的には語学学校のほうが余裕がある

・プログラム参加費用がかかる。有給の仕事をするのに参加費用がかかるのは、変な気がするのですが。。。それがルールなので仕方ありません。しかも、プログラム応募の段階で参加費を支払う必要があり、審査に落ちても全額は返金されません。

・参加費用、ビザ申請費などで10-20万くらい必要。経費を考えると、ほぼ無給で仕事をするのと同じ

・一定の英語力は必須。英語初級の人には向いていません(審査も通りません)

プログラムの探し方

<アメリカのプログラム主催者を直接探す>

メリットは、実際にプログラムを運営している人と直接連絡できることです。一般的には、仲介業者を入れると、時間や費用が余計にかかります。Summer Work Travelは、英語のお勉強ではなく、英語で仕事をするプログラムです。応募の段階から、英語に慣れていたほうが良いとも思います。

J-1の公式サイトで認可されているプログラム主催者(Sponsor)一覧が掲載されています。

J-1 VISA, Find Designated Sponsor Organizations (英語)

しかし、これはプログラム主催者の名前やサイトがリストになっているだけで、評価や実績が何もありません。数が多すぎるので、選ぶのは難しいです。

Googleで「J-1 “Summer Work Travel”」などと検索して、検索結果上位から、何社か比較検討しましょう。比較の対象として、価格以外に以下のチェックリストも参考にしてみてください。また、上記のJ-1公式サイトで、その主催者が認可登録されているのか、必ず確認してください。認可登録されていない業者を使う理由は何もありません。

InternなどJ-1の他のプログラムは、直接申し込めるプログラム主催者が多いのですが、Summer Work Travel については、日本の提携先に誘導しているサイトが多いです。おそらく期間が短く費用が低いので、直接色々な国から来る参加者の窓口になるのが割に合わないのでしょう。

<日本の仲介業者を使う>

日本語のサポートが欲しい方向けには、「J-1 ワークトラベル」などと検索すると、いくつも仲介業者が見つかります。メリットは、日本語でのサポートと、日本人の対応に慣れていることです。日本人に合う仕事を薦めてくれたり、日本人に対しての注意点を教えてくれるかもしれません(経験のある良い担当者に当たった場合)。

デメリットは、直接プログラム主催者に支払うより、一般的には費用が高いことです。価格を高くするためか、英語レッスンのような人によっては無用なサービスもつけている会社も多いです。また、仲介業者が信頼できるか判断するのが難しいことです。検索で上位で出てくるサイトでも、ぼったくりとしか思えない価格があります。

<プログラム主催者に直接の場合、日本の仲介業者を使う場合、両方のチェック項目>

・主催者や仲介業者に支払う費用:プログラム主催者に直接支払う場合、相場は4か月でも1000ドル以下です。一般的に費用には、プログラム参加の審査、仕事の紹介、ビザ発行に必要な書類のDS-2019の発行、アメリカ滞在中の保険、プログラム期間中のサポートを含みます。例えば、日本の仲介業者の価格が3,000ドルの場合、本当に日本語サポートや日本での英語レッスンに2,000ドル余計に払う価値があるのか考えてみてください。

・その他の費用:生活費は、場所によって大きく異なります。一般的に、住居や食費などでいくらかかるのか?

・給与:法律で決まっている最低時給より高いか?また、住居費などが、給与から天引きされるケースが多いです。天引きは妥当な価格か?

・具体的に何のサービスが費用に含まれて、何の費用が追加で必要になる可能性があるのか?例えば、仕事の紹介は含まれるのか?住居の手配は?ビザの申請手続きは含まれるのか?

・返金ポリシー(Refund Policy):プログラム主催者の審査を通らなかった場合、仕事が見つからなかった場合、仕事が見つかってもビザが通らなかった場合などの費用負担、返金対応。

・紹介される仕事の内容

・実績:年間何人くらいサポートしているのか?ビザが取得できた割合は?

<日本の仲介業者を使う場合のチェック項目>

・信頼できる会社なのか?:最も重要。率直に言って、かなり怪しげな仲介業者もあります。確認方法の例として、プログラム主催者の公式の提携先なのか?ネットで口コミを検索したときに、トラブルが多くないか?返金条件など、きちんと条件を開示しているか?根拠もないような宣伝をしていないか?

・ビザはJ-1なのか?:「短期のインターンシップ」のような表記で、J-1ではない無給の「インターンシップ」を斡旋している会社があります。米国大使館・領事館のページによれば、インターンシップは報酬がない場合でもJ-1かH-3を取得する必要があります。何のビザを使っているのか不明ですが、実質ただの語学研修かもしれません。

・ビザの取得率が100%のように書いているサイトがありますが、重要なのはスポンサーの審査を通って、仕事がが決まる率です。スポンサーはプログラムに適切な人に内定を出すので、スポンサーが決定すればビザが出るのは当たり前です。そのような成果を誇張する会社は、信頼できないので、お薦めしません。

ビザ申請方法

仕事が決定したら、プログラム主催者や日本の仲介業者から、DS-2019を取得する。DS-2019は、J-1ビザの申請に必要な書類です。

ビザの申請は、仲介業者を使わない場合、DS-160オンライン申請書で申請します。下記の米国大使館の説明を参照。

在日米国大使館・領事館 DS-160オンライン申請書の作成

仲介業者を使う場合は、ビザの申請もパッケージに入っているはずです(含まれているか確認しましょう)。

ビザの申請だけを代行する業者もいます。しかし、できる限り自分でするべきです。費用もかかりますし、英語ができることが前提のJ-1でアメリカに行くのですから、このくらいの英語の手続きは自分でできないと厳しいです。

費用

現地での生活費、旅費を除いて、出発するまでに支払う主な費用です

合計 1,000-2000ドル

・プログラム主催者への支払い 1000ドル以下:プログラム参加の審査、仕事の紹介や、ビザ発行に必要な書類のDS-2019の発行、アメリカ滞在中の保険、プログラム期間中のサポートなど。期間が短くても、価格は変わらない主催者が多い。

しかし、問題点として、参加者からの直接の申し込みを受け付けているプログラム主催者は少ないです。日本の提携先経由だと、20万円くらいが相場のところが多いようです。

・SEVIS Fee 35ドル:SEVISとはアメリカの留学生やJ-1ビザの交流訪問者を管理するシステムで、そのシステムの維持費のため留学やJ-1ビザの学生は費用を支払います。主催者や仲介業者への支払いに含まれていることもあります

・ビザ申請費 160ドル

在日米国大使館・領事館、SEVIS費用について

米国ビザ申請、ビザ申請料金支払い方法

<その他の費用>

・旅費:往復の航空券など

・住居:プログラム主催者で住居を手配してくれるのか、どのくらいの費用なのか聞きましょう。研修・仕事の場所によって、費用は様々です。リゾート地での仕事は住み込みなので、給与から天引きが多いです。

・食費など生活費:アメリカは都市によって物価が大きく異なります。プログラム主催者に平均的な生活費を聞きましょう。


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