オーストラリアの給与・年収 ・生活費~オーストラリア移住・就職

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オーストラリアと日本の給与・年収を比べる

オーストラリアの給与・年収は右肩上がり

2016年のオーストラリアの平均年収は、AU$80,070(約700万円)です。

2000年から比べると70%強上がっています。最近は伸びが緩くなっていますが、ずっと右肩上がりです。

出典:OECD.Stat「Average annual wages」、当サイト整理

オーストラリアの年収は、日本より高い

次に日本とオーストラリアの年収をUSドルで比較します。

2000年時点では同じくらいですが、2016年時点ではオーストラリアの年収は日本より30%強高くなっています。日本は、ずっと同じくらいの水準ですが、オーストラリアは右肩上がりだからです。

(In 2016 constant prices at 2016 USD PPPs)

出典:OECD.Stat「Average annual wages」、当サイト整理

オーストラリアの最低時給は、世界最高水準で日本の倍近く

オーストラリアで働いている日本人は、ワーキングホリデーや、学生ビザで、アルバイトとして働いている人も多いです。

オーストラリアは、アルバイトで最低時給で働いたとしても、給与水準が高いです。

以下の表は、各国の最低時給のデータです。オーストラリアは、US$13.0と世界最高水準で、日本の倍近くあります。日本は先進国の中では低い部類です。

最低時給(US$)
Australia 13.0
Luxembourg 12.1
France 10.7
New Zealand 10.5
United Kingdom 10.3
Ireland 10.1
Belgium 9.8
Netherlands 9.7
Germany 9.4
Canada 8.5
United States 7.2
Japan 6.7
Israel 6.6
Korea 5.3
Slovenia 5.1
Spain 4.2

出典:OECD.Stat「Real minimum wages」2016年、当サイト整理

オーストラリア就職で期待できる給与・年収

海外赴任者の給与+手当は、日本の給与+50%~

オーストラリアに限らずですが、赴任者は、海外現地採用や日本国内の勤務者よりも待遇が良いです。各種の手当を含めると、一般的には国内での給与+50%以上になると言われています。

オーストラリアの赴任者の給与ではないですが、海外赴任の給与の平均値として、以下の労務行政研究所の資料が参考になります。

出典:財団法人 労務行政研究所、世界主要都市別に見た海外赴任者の給与・年収水準調査

住居手当、子女教育手当などが上乗せされる

ニューヨークだと日本の23%増し、シンガポールで36%増しです。これには家賃補助などの手当が入っておらず、手当を入れると国内+50%以上になる計算になります。

海外赴任の待遇については、こちらの記事もご参照ください。

海外赴任 / 駐在の給与・年収の相場や手当の種類
海外赴任の給与水準と、赴任の給与や手当を構成する要素について解説します。海外赴任の給与の大まかな相場。給与・手当を決める要素。海外基本給。海外赴任の手当。現地給与と国内給与。実例

現地採用の給与

海外で正社員として働く方法は、大きく分けて、海外赴任と現地採用があります。海外赴任は、日本で所属している会社から海外に派遣されます。現地採用は、自分で現地の会社に就職します(日系の現地支社含めて)。

海外就活で海外駐在 / 赴任か現地採用どちらを目指すべきか?
海外での就業の可能性は、駐在か現地採用です。駐在の利点として、待遇の良さがあります。現地採用では、現地の人と同様の給与体系になります。逆にメリットは、自由な選択ができることです。自分が行きたいタイミングで、海外就職を始めることができますし、国も自由に選べます。

現地採用の給与は、現地と同じ水準

現地採用は、現地の人と同じように就職するので、基本的には現地の給与水準と同じです。

しかし、英語が完璧でない場合は、言語のハンデがあるので、実際は現地の平均より低くなる可能性は高いと思います。

日系の場合は、現地企業・外資よりも低い傾向

他の国でもそうですが、現地採用就職は、日系が多いです。特に、営業など非技術職の場合は、英語やビザの面でハンデがあるので、現地・欧米企業への就職はハードルが高いです。

日系は、一般的に欧米外資よりも給与水準が低いです。オーストラリアでも、日系の給与水準は、オーストラリアの現地企業や欧米外資よりも低いようです。

  • シドニーにある、UK, US, AUなどの企業と比べ、日系企業は給与水準が低い
  • 駐在できている上司の英語力が低すぎるため、コミュニケーションが面倒になる
  • ワーキングカルチャーが違いすぎる(残業、接待=面倒。)
    本社の承認を取らなければならないケースが多すぎる(too much process..とオーストリアの友人がいってました。)

元商社マンによるシドニーでの戦い「海外での就職活動(現地採用、シドニーの場合)」

職種別の給与

平均的な給与といっても、職種によって千差万別です。

職種別の給与の実際を知るには、求人情報サイト「Indeed」のデータが参考になります。

例えば、「Software Engineer」の年収は、平均AU$89,849。年収の分布も見られます。

同じ職種の職位のレベル別の年収も見られます。例えば、Software Engineerでも、Seniorの場合は、次のようになります。

営業(Sales Representative)の年収

会計士(Financial accountant)の年収

レストランなどのアルバイトの給与

上記のようにオーストラリアの最低時給は世界最高水準です。単純に計算すると、アルバイトの最低時給でも、日本の大学新卒くらいの給与になります。

しかし、実態はそうではないようです。

ワーキングホリデーなどで働いている日本人から、最低時給以下での雇用が常態化しているとの報告が多数あります。

僕が語学学校に通っていた時の台湾人の友達は、シドニーにあるチャイナタウンのレストランで、時給9ドルで働いていました。

僕の友人ですが、彼はジャパレスで時給15ドルで働いていました。最低賃金以下ですが、ジャパレスでこの時給は悪くありません。実際は10ドル〜14ドルがほとんどです。

なちブ「【暴露】最低時給17ドルは嘘?オーストラリアの給与の実態」

個人経営の会社だけでなく、セブン・イレブンも不正を報道されています。

国内複数の州にまたがる100を超えるフランチャイズ小売店の一部で経営者同士が示し合わせていた証拠があるとしている。また、違法行為として、時間給$10など協定賃金の半額で2倍の時間働かせていた、また調査した60%の店で最低賃金に満たない賃金で働かせていた、特に留学生を相手に低賃金で働かせ、訴えて出れば学生ビザを取り上げられるぞと脅すなどしていたことが挙げられている。

日豪プレス「セブン・イレブン、違法低賃金暴露される」

英語が不自由で、ビザの問題もある留学生やワーキングホリデーの人は、立場が弱いので、搾取されがちです。

日本でも、「外国人技能実習生」制度が、外国人を搾取していると問題になっています。アジアの途上国を搾取している日本人が、更に給与の高いオーストラリアで搾取されている構造ですね。。。

途上国援助の一環という触れ込みで、制度の紹介には綺麗事ばかりが並べてあるのですが、実際には最初から企業が安価な労働力を確保するという意図が見え見えで、搾取、強制労働などの人権侵害の温床になっています。

HUFFPOST「外国人技能実習生という名の奴隷市場」

日本での技能実習生や留学生の搾取については、こちらの本が秀逸です。

ルポ ニッポン絶望工場 (講談社+α新書) 新書 – 出井 康博 (著)

オーストラリアの物価と生活費

日本とオーストラリアの生活費の比較

日本とオーストラリアの生活費について、NUMEOのデータを紹介します。

オーストラリアの生活費は、日本よりも高めです。主な要因は、家賃が日本よりも大幅に高いことです。

レストランも高いので、外食が好きな人は、費用がかさみます。一方で食品は日本より安いので、自炊中心であれば、食費は日本よりも安くなります。

  • 物価(家賃含まず):オーストラリアが日本よりも1.26%高い
  • 物価(家賃含む):オーストラリアが日本よりも13.41%高い
  • 家賃:オーストラリアが日本よりも66.37%高い
  • レストラン:オーストラリアが日本よりも68.17%高い
  • 食品:オーストラリアが日本よりも10.14%安い

東京とシドニーの生活費の比較

日本や、オーストラリアといっても、都市によって物価は異なります。同じくNUMEOのデータで、東京とシドニーを比較します。

日本とオーストラリア全体の比較と同じで、生活費は家賃が高い分、シドニーの方が高いことが分かります。

  • 物価(家賃含まず):シドニーが東京よりも3.16%高い
  • 物価(家賃含む):シドニーが東京よりも20.12%高い
  • 家賃:シドニーが東京よりも82.87%高い
  • レストラン:シドニーが東京よりも31.09%高い
  • 食品:シドニーが東京よりも14.30%安い

東京とメルボルンの生活費の比較

同じくメルボルンとの比較です。メルボルンはシドニーよりも家賃が安く、家賃を入れても東京と同じくらいの生活費です。

  • 物価(家賃含まず):メルボルンが東京よりも7.43%安い
  • 物価(家賃含む):メルボルンが東京よりも0.92%高い
  • 家賃:メルボルンが東京よりも23.43%高い
  • レストラン:メルボルンが東京よりも35.66%高い
  • 食品:メルボルンが東京よりも15.31%安い

オーストラリアの都市ごとの家賃

以下のデータは、オーストラリアの都市ごとの家賃です(NUMEO、市街中心地)。

家族向けの部屋(3 bedrooms)は、シドニーは非常に高く、メルボルン、キャンベラ、ブリスベンは東京と同じくらいです。

単身者向けの部屋(1 bedroom)だと、ケアンズを除いて東京より高く、シドニーは東京の倍近くします。東京や日本の都市は、単身者向けの非常に狭い部屋が充実しているので、単身者の家賃は安いです。

都市 3 bedrooms 1 bedroom
シドニー AU$4586 AU$2604
メルボルン AU$3135 AU$1757
東京 AU$2880 AU$1361
キャンベラ AU$2860 AU$1726
ブリスベン AU$2809 AU$1627
パース AU$2560 AU$1643
アデレード AU$2397 AU$1562
ゴールドコースト AU$2363 AU$1518
ケアンズ AU$2012 AU$1051


ルームシェア

単身の人は、ルームシェアをすることで家賃を節約することもできます。ルームシェアの仲介サイト「Flatmates.com.au」のデータを紹介します(週の単位)。

シドニーだと、ルームシェアでも、なかなか高いですね。。。

出典:Flatmates.com.au「What it costs to rent a room around Australia」


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