オーストラリアの地方エリアに移住・就職する

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なぜ、オーストラリアの地方エリアで移住・就職?

永住ビザは、職種制限が厳しい

オーストラリアのビザは、年々厳しくなっています。特に、就労で永住権を取る場合、職種の制限が非常に厳しいです。

例えば、営業、マーケティング、事務などは、多くの永住権ビザで申請対象から外れています。

オーストラリアで就労ビザ・永住権を取れる職種(2018年更新)
オーストラリアでの現地就職を目指す観点で、オーストラリアのビザを申請できる職種(Eligible Skilled Occupations)について説明します。ビザを申請できる職種は、オーストラリアで人手不足の職種です

地方エリア(Regional Australia)の場合、職種制限が緩い

オーストラリア政府は、地方で足りていない職種を補うために、地方エリア(Regional Australia)で就労する外国人については、ビザの申請条件を緩和しています。

シドニー、メルボルンなどの大都市では、永住権の申請ができない職種でも、地方エリアであれば、永住権ビザを申請できる可能性があります。

地方エリアに含まれる都市

シドニー、メルボルン、パース、ブリスベン、ゴールドコースト以外

シドニー、メルボルン、パース、ブリスベン、ゴールドコースト、それぞれの都市の周辺地域は、地方エリアに含まれていません。人口が多く、外国人にも人気の都市です。

他の都市は、地方エリアに含まれます。

正確な対象地域は、こちらで確認できます。

Australian Government「Eligible Postcodes in Regional Australia」

移住候補の地方エリアの都市

人口が多い都市

現役世代は、仕事が見つからなくては移住できません。一般的には、人口が多い都市ほど、自分に合った仕事は見つかりやすいです。

地方エリアで50万人を超える大都市は、アデレード(132万人)しかありません。

次に大きいのが首都のキャンベラ、クイーンズランド州のリゾート地のサンシャインコースト、タスマニアの州都ホバートと続きます。

10万人以上の地方エリア都市は、10都市あります。

都市 人口 地方エリア
Sydney New South Wales 5029768 X
Melbourne Victoria 4725316 X
Brisbane Queensland 2360241 X
Perth Western Australia 2022044 X
Adelaide South Australia 1324279
Gold Coast–Tweed Heads Queensland/New South Wales 646983 X(Tweed Headsは〇)
Newcastle–Maitland New South Wales 436171 X
Canberra–Queanbeyan Australian Capital Territory/New South Wales 435019
Sunshine Coast Queensland 317404
Wollongong New South Wales 295669 X
Hobart Tasmania 224462
Geelong Victoria 192393
Townsville Queensland 178864
Cairns Queensland 150041
Darwin Northern Territory 145916
Toowoomba Queensland 114024
Ballarat Victoria 101588

出典:Wikipedia「List of cities in Australia by population」、当サイト整理

どのような仕事が多い都市か?

主要産業を確認する

都市によって、主要産業は異なります。

例えば、製造業の技術者が移民を目指すとして、観光地の都市で適当な仕事を探すのは難しいかと思います。

逆に、観光業に仕事をしたい人は、観光地、特に日本人が多い観光地は有力な候補です。

実際に募集している仕事を探してみる

seek」や「indeed」などの求人情報サイトで都市を絞って求人を検索することができます。

主要都市の生活費

生活費の高さも、住む都市を選ぶ重要な要素です。

東京の生活費を100としたときの、東京とオーストラリアの主要都市の生活費を比較します。

City 家賃含む生活費 家賃 食料品 外食 購買力 地方エリア
東京 100% 100% 100% 100% 100%
Sydney 120% 185% 85% 131% 112% X
Darwin 100% 125% 83% 156% 111%
Melbourne 99% 121% 82% 131% 119% X
Perth 97% 109% 81% 154% 123% X
Canberra 96% 121% 77% 134% 131%
Brisbane 95% 117% 76% 138% 123% X
Adelaide 94% 99% 82% 139% 107%
Newcastle 92% 117% 77% 143% 126% X
Cairns 88% 83% 85% 127% 111%
Hobart 87% 85% 81% 150% 93%
Gold Coast 86% 105% 75% 123% 117% X

出典:NUMEO、当サイト整理

地方エリアの都市は、東京より若干安め

地方エリアの都市の家賃を含めた生活費は、ダーウィンが東京と同じくらいですが、他は東京よりも若干安いです。

食料品は安く、外食は高い

全般的に食料品は、東京の8割程度です。自炊中心であれば、食費は日本よりも安くなります。

レストランは日本よりも40%程度高いので、外食が好きな人は、費用がかさみます。

購買力はオーストラリアが高い

購買力(Purchasing Power)とは、物価に対する所得水準です。所得水準が高いほど、もしくは物価が安いほど購買力が高くなります。

地方エリアの都市は、全般的に東京よりも若干高い程度です。キャンベラは、所得水準が高く、東京よりも購買力が31%高くなっています。

気候

オーストラリアは広大な国です。

温帯、熱帯雨林、砂漠など、地域によって全く気候が異なります。日本と同じく温帯性気候に分類される都市でも、実際は色々な気候があります(少し内陸に行くと、冬が寒いなど)。

気候の好みは人によって違います。年間の気温や、降水量などを見て、自分に合った気候なのか考えてみましょう。

出典:オーストラリア教育旅行ガイド「オーストラリアの気候と特徴」

主な候補の都市

アデレード(Adelaide)

(写真:photo by Normangerman; CC-BY-SA from Wikimedia Commons)

人口は、1,324,279人(Wikipedia)。地方エリアの中では、最も人口が大きい都市です。人口が大きいため、ヘルスケア、製造業など多様な産業があります。

快適な気候

夏の気温は高いですが、日本のように蒸し暑くなく、冬もそれほど寒くならない快適な気候です。

出典:4travel.jp「アデレード 天気・気候・服装」

「住みやすい都市」世界5位

英誌エコノミストが発表している「住みやすい都市ランキング(Global Liveability Ranking)」で、アデレードは5位に入っています。

ちなみに、メルボルンは1位、パースが7位、シドニーが11位に入っています。日本を含むアジアは、10位以内に入っていません。

出典:The Economist「Global liveability has improved for the first time in a decade」

キャンベラ(Canberra)

(写真:photo by Jason Tong; CC-BY-SA from Wikimedia Commons

人口は、403,468人(Wikipedia)。首都のため、行政機関に勤めている人が多いです。

所得水準が高く、生活費が比較的安い

都市別の生活費で紹介したように、キャンベラは、購買力(生活費に対する所得水準)がオーストラリアで最も高い都市です。

下の表のように、キャンベラは、シドニーやメルボルンよりも平均所得が高く、そのわりには不動産の価格は高くないからです。

出典:Business Insider Australia「10 things you need to know this morning in Australia」

効率的な都市で、緑も多い

キャンベラは、元々多くの人が住んでいたのではなく、首都にするために、20世紀初めに建設された都市です。

そのため、都市の区画や道路が計画的に整備されていて、効率的な都市です。他の大都市に比べると、交通渋滞も少なく、通勤がスムーズです。

また、写真で見て分かるように、緑も多い都市です。街中にも自然を組み込むように計画的に建築されたからです。都市の周辺も自然が豊かで、自然を身近に感じられる生活ができます。

ケアンズ、その他のリゾート地

(写真:photo by Frances76; CC-BY-SA from Wikimedia Commons

人口は、147,993人(Wikipedia)。グレートバリアリーフへの拠点として、日本人に人気の観光地です。留学やワーキングホリデーで滞在している日本人も多くいます。

日本語の需要がある

日本人観光客が多く来るので、日本語で対応する仕事、日本人向けの仕事の需要があります。都市の大きさのわりには、日本語が活かせる仕事が多いと思います。

温暖な気候

ケアンズや、クイーンズランド州の他のリゾート地は気候が温暖で、冬でも暖かいです。冬が苦手な人には、過ごしやすい環境です。

出典:4travel.jp「ケアンズ 天気・気候・服装」

まとめ

・地方エリア(Regional Australia)の場合、永住権ビザの職種制限が緩くなる

・シドニー、メルボルン、パース、ブリスベン、ゴールドコーストは対象外

・人口が多い地方都市は、アデレード、キャンベラなど

・ケアンズなど観光地は、日本語が活かせる機会が多い


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