カナダの永住権~ビザの種類・取得の方法

画像:無料写真素材なら【写真AC】クリエイター「あのん」タイトル「トロントのビル群」

スポンサーリンク

カナダの永住権とは

カナダの永住者(Permanent Resident)とは、カナダ市民(Citizen)ではないが、カナダに永住する権利を持っている人のことです。

永住者は、カナダで(ほとんど)制限なしで、住み、働き、学ぶことができます。

医療保険への加入など、ほとんどの社会保障を受けることもできます。

Government of Canada「Understand permanent resident status」

永住者でないと不都合な点

永住者でなくても、就労許可(Work permit)などでカナダに住むことはできます。

しかし、仕事や留学をしなkれば、滞在し続けることはできません。例えば、失業した場合は、日本に帰国しなければなりません。

また、永住者でなければ、就労許可(Work permit)は会社にスポンサーになってもらう必要があります。スポンサーになるのは手間がかかるので、就職・転職のハードルが上がります。

永住者でなくても問題ない点

医療保険は、加入することができる

他の国では、永住権がないと公的な医療保険に加入できないことがあります。カナダでは、長期滞在している人は、公的な医療保険のMedical Service Planに加入できるケースが多いです。

例えば、ブリティッシュコロンビア州では、次の場合は、加入することができます。

  • 学生:a post-secondary international student with a study permit
  • 就労:a temporary worker with a work permit for six months or longer

Province of British Columbia「B.C. Medical Services Plan」

保育費の補助

他の国では、永住権がないと保育費の補助が受けられないことがあります。永住者に比べると、保育費の面で、負担が重くなります。

カナダでは、そもそも保育費があまり補助されていませんので、永住者との違いはありません。(保育費が高いのは問題ですが。。。)

カナダの出産・育児・教育環境~カナダ移住の子育て事情
カナダに住んでいる人、カナダへの移住を考えている人向けに、カナダでの出産費用、育休・産休制度、保育サービスや、教育制度について解説します

永住権を申請できるビザの種類

永住権を申請できるビザは、大きく分けると、仕事、家族、投資/起業の3種類です。

① 仕事:カナダで仕事をするために申請する

② 家族:カナダ人、永住者の配偶者、子供、両親として申請する

③ 投資/起業:事業への投資、起業の目的で申請する

① 仕事向け

最も一般的なのは、Express Entry

一般的には、Express Entryというシステムで申請します。

システムにプロフィールを登録すると、職業スキル、教育、語学力、職務経験などから優先度の高い人が永住者として選ばれます。

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

カナダ就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2017年更新)
カナダでの現地就職の観点でビザ、就労許可を紹介します。新卒&転職。一般向け就労許可。留学生。インターン。ワーキングホリデー、移民(永住権)申請プログラムなど

州の推薦プログラム「Provincial Nominee Program (PNP)」

州ごとに独自の基準を設けて、州が求める人材を推薦する仕組みです。

例えば、ブリティッシュコロンビア州の推薦プログラムは、以下で確認できます。

Province of British Columbia「BC PROVINCIAL NOMINEE PROGRAM (BC PNP)」

ケベック州向け

ケベック州は、様々な制度が他の州とは異なります。永住権の申請もケベック州独自の仕組みになります。

Government of Canada「Immigrate as a Quebec-selected skilled worker」

② 家族向け

家族がカナダ人、永住者の場合は、家族がスポンサーになることで、永住権を申請できます。

配偶者、子供をスポンサーする

Government of Canada「Apply to sponsor your spouse, partner or children」

両親・祖父母をスポンサーする

Government of Canada「Sponsor your parents and grandparents」

③ 投資家・起業家向け

投資、起業関連では、次のプログラムで永住権を申請できます。

起業する

Government of Canada「Start-up Visa Program」

投資する

Government of Canada「Immigrant Investor Venture Capital Pilot Program」

永住権を得るための戦略

仕事向けのビザで永住権を申請するための戦略を説明します。

家族向けのビザで永住権を取る人も多いです。家族に永住者がいる場合は、家族向けビザ申請の一択です。

起業・投資ビザで申請する人は少ないので、本記事では割愛します。

① Express Entry、直接永住権を申請する

カナダの永住権の申請は、カナダに住んでいなくても可能です。

カナダだけでなく、オーストラリア、ニュージーランドでも国外から移民申請ができます。しかし、以下の記事のように、現時点ではカナダの申請基準の方が緩いようです。

HAPPY BANANA’s BLOG「他国より基準が緩いカナダの「スキルドワーカープログラム」」

② 大学・大学院に留学する

留学して、そのままカナダでの就職を目指す

留学生向けの滞在許可は、大学・大学院に合格しさえすれば、簡単に取得することができます。

高校生、大学生の場合、まずはカナダの大学・大学院での留学して、そのままカナダでの就職を目指すことをお薦めします。

留学の後は、最長3年間働ける

留学後限定で使える、Post-Graduation Work Permitという就労許可があります。

カナダの大学、専門学校などを卒業している場合、ほぼ制限なしで最長3年間仕事ができます。一般的な就労許可と異なり、申請の前に雇用者を確定する必要もありません。

オーストラリアの留学生向けの就労ビザまとめ
オーストラリアの留学生向けに、オーストラリアの就労ビザについて説明します。アルバイト、インターン、Temporary Graduate visa、ビザが取りやすい専攻など

Post-Graduation Work Permitの後

カナダ政府のサイトでは、Post-Graduation Workの後は、Express Entryを使って移民(永住権)申請を行うことを推奨しています。

短期の就労から、直接移民の申請を推奨するところが、カナダのユニークなところです。アメリカなど他の多くの国では、長期の就労ビザを終了した人でないと就労目的の移民申請は難しいです。

Government of Canada「Stay in Canada after graduation」

③ 社会人留学

社会人にも大学院留学はお薦め

社会人は、直接Express Entryを申請することも選択肢です。

しかし、カナダの大学院で学ぶことで、Express Entryのポイントを追加することができます。

更に、Post-Graduation Work Permitを使って働くことで、カナダでの就労経験のポイントも加算できます。

すぐに永住権を申請するのが難しそうであれば、大学院留学を挟むことをお薦めします。もし、留学の後に永住権が取れなくても、日本での転職にも役に立つと思います。

社会人(転職、第二新卒)のための海外就職戦略
社会人(転職、第二新卒)のための海外就職戦略を紹介します。現地就職、インターンシップに応募。日本で駐在や外資での海外転勤を狙う。大学院留学、語学留学、ワーキングホリデーで海外経験を積んでから応募する、など。

まとめ

・永住権を申請できるビザは、大きく分けると、仕事、家族、投資/起業の3種類

・仕事での永住権は、Express Entryが一般的

・Express Entryは、日本から直接申請することもできる

・Express Entryの点が足りない場合は、大学・大学院留学を挟む

・留学の後は、Post-Graduation Work Permitで最長3年間働くことができる

・カナダでの就労経験をExpress Entryの点に加算できる


こちらの記事もいかがでしょう?

アメリカ・カナダの記事一覧

カナダ就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2017年更新)
カナダでの現地就職の観点でビザ、就労許可を紹介します。新卒&転職。一般向け就労許可。留学生。インターン。ワーキングホリデー、移民(永住権)申請プログラムなど
カナダの給与・年収 ・生活費~カナダ移住・就職
カナダで働く場合の給与・年収について。カナダと日本の給与の違い。職種別の給与。赴任者、現地採用、アルバイトの給与。カナダの物価・生活費・税金についても紹介。
カナダに住む~カナダ移住・永住のメリット・デメリット
カナダ移住に興味がある人向けに、カナダ移住のメリット・デメリットを解説します。カナダの気候、カナダでの仕事、物価、教育環境などについて。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする