オーストラリア移住の前に考える8つの質問

画像:Pixabay クリエイター「walesjacqueline」

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① 移住の目的は?

具体的な行動に移る前に、なぜオーストラリア移住をしたいのか、移住の目的を具体的に書き出してみましょう。

オーストラリアへの移住は年々ハードルが高くなっています。漠然とした憧れだけではなく、強い目的意識がないと、実現するのは難しいかもしれません。

その目的は、日本では達成できないでしょうか?海外でも、オーストラリア以外の選択肢はないでしょうか?

例えば、次のような目的が考えられます。

国際的な働き方をしたいから

英語で仕事ができるようになりたい。外国人と一緒に仕事がしたい。グローバルな仕事をしたいなど。

オーストラリアは英語が公用語ですので、当然仕事でも英語を使います。現地の日系企業に就職したとしても、全く英語を使わない仕事はないでしょう。

しかし、日本でも国際的な働き方はできます。また、オーストラリアでも、必ずしも国際的に働けるわけではありません。

例えば、オーストラリアで、日系企業に就職して、日本人相手の商売をする。日本で、海外担当として世界中に出張する仕事をする。後者の方が、国際的な仕事ではないでしょうか?

オーストラリアで、どのような働き方をしたいのか、現実的にどんな仕事に就けそうなのか、考えてみましょう。

オーストラリア就職の仕事の探し方、日本人が就職しやすい職種
オーストラリアでの就職を目指している人向けに、オーストラリアでの仕事の探し方、日本人が就職しやすい職種などについて解説します。

子供に英語で教育を受けさせたい

これから、ますます国際化は進みそうです。日本国内でも、観光客が激増するなど、英語を使う機会が増えています。

子供には、英語で苦労してほしくない、世界で活躍できるようになって欲しい。そんな子育て世代も少なくないと思います。

オーストラリアで現地の学校に通えば、英語は間違いなく身につきます。ネイティブレベルの英語を目指すなら、できるだけ早い年齢から英語の環境で育つ必要があります。

一方で、ネイティブレベルを目指さないなら、日本でも英語を身につけることはできます。学校の授業だと不十分かもしれませんが、課外授業で補うことはできます。

義務教育は日本で、高校や大学のタイミングから英語圏の学校に行っても、ビジネスレベルの英語は十分に身につきます。

オーストラリアに住みたい

英誌エコノミストが発表している「住みやすい都市ランキング(Global Liveability Ranking)」で、メルボルンは2017年まで7年連続で1位になっています。

更に、アデレードが6位、パースが7位、シドニーが11位に入っています。

オーストラリアは、自然豊かで、治安も良く、インフラも整備されていて非常に住みやすそうな環境です。オーストラリアに旅行で行って、いつか住んでみたいと思う人も多いでしょう。

しかし、長期的に住むとなると、短期的な滞在では見つからなかった課題点も見えてくるかもしれません。

まずは、お試しとして、同じ場所に長期滞在をするスタイルで旅行をしてみるといいかもしれません。

② 永住を目指すのか?ビザの種類は?

オーストラリアに限らず、海外に住むにはビザの取得が必要です。仕事、投資、留学、など目的ごとに異なるビザの申請が必要です。

ビザ取得のハードルは、永住を目指すのと、一時的に滞在するかで、大きく異なります。

留学であればビザの取得は簡単ですが、仕事で住むとなると難しいです。

ビザについては、以下の記事をご参照ください。

オーストラリアの永住権~ビザの種類・取得の方法
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オーストラリア就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2018年更新)
オーストラリアでの現地就職の観点で就労ビザを紹介します。永住権のあるビザの取得。就労ビザ申請の条件。申請するビザの選び方。留学後の就労。

③ どの州、都市か?

日本は、全国津々浦々、基本的な制度は同じです。

オーストラリアでは、日本よりも地方の独自性が高く、州ごとに制度が大きく異なることがあります。

例えば、就労ビザの申請では、州によって優遇される職種が異なります。学校制度も州によって違いがあり、学期の開始日が違っていたりします。

生活環境も地域によって様々です。北の方は熱帯雨林ですし、南だと夏でも25度くらい、内陸になれば砂漠になります。同じ国といっても、どの地域に住むかで、生活スタイルは大きく変わってきます。

オーストラリアの地方エリアに移住・就職する
オーストラリアの永住権ビザは、職種の制限があります。地方エリア(Regional Australia)で働く場合、職種制限が緩くなります。シドニー、メルボルン、パース、ブリスベン、ゴールドコーストは対象外。アデレード、キャンベラなどが地方エリアです。

④ 仕事はあるのか?

日本人がオーストラリアで働くには、就労ビザ、英語力の点で、難易度が高いです。

特に営業、企画、事務、など非技術職の場合は、非常に厳しいです。

まず、応募の条件として永住権を求める求人が多いです。就労ビザの申請をするのは、企業側にとっては面倒でコストもかかるので、よっぽど欲しい人材でなければビザのサポートをしません。

英語は、相当できる人でもネイティブに比べるとハンデになります。「英語は通じればいい」という説もありますが、それは甘いです。良く分からない外国なまりの営業と、明晰で流暢な英語の営業がいれば、後者の方が評価が高いに決まっています。

条件が良い人であれば、何かしらの仕事は見つかるかもしれません。しかし、日本の仕事と比べて魅力的でしょうか?仕事の充実度が落ちるとすれば、オーストラリアに住む価値はあるでしょうか?

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⑤ 生活コストは?

平均的にいうと、オーストラリアの生活費は、日本と同じくらいの水準です。

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生活スタイルによって、どちらの方が生活費が高いかは変わってきます。

例えば、シドニーやメルボルンは、住宅費が東京よりも高いです。オーストラリアで庭つきの広々とした家に住むイメージだと、生活費は高くなります。

オーストラリアでどのような生活をしたいのか。それには、どのくらい費用がかかるのか?オーストラリアで得られる収入で実現できるのか?できるだけ具体的に考えておきましょう。

⑥ 子育て環境は?

共働きの家庭だと、保育サービスを利用する必要があります。

日本でも保育園の待機児童が問題になっていますが、オーストラリアで子育てするのも簡単ではありません。

特に、永住権を持っていない場合は、保育サービスの補助が受けられません。保育園に当たる「Long day care」は、補助なしだと1日1万円くらいします。20日預けると20万円です。

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⑦ 子供の教育は?

子育て世代にとっては、教育環境は重要な要素です。

日本語で育った子供が、スムーズに現地の学校に入っていけるでしょうか?しばらくは授業を理解できないでしょうし、友達を作るのも大変かもしれません。

将来日本に帰る予定がある場合は、逆に日本語の教育が心配になります。

日本人だからといって、日本語を自動的にマスターできるわけではありません。帰国子女の中には、書き言葉が苦手だったり、難しい会話は英語交じりになる日本人は多くいます。

海外に住みながら、日本語も高いレベルで学ぶには、補習校に通うなど、意識的に日本語を勉強する必要があります。

⑧ バックアックプランはあるか?

どれだけ慎重にプランを立てても、思い通りに行かない可能性もあります。

就労ビザでオーストラリアに渡り、数年後に永住権を申請する計画とします。数年後に永住権が取れるかは誰にも分かりません。永住権の申請は、年々難しくなっています。現在は永住権が取りやすい職種でも、数年後には申請不可になっている可能性もあります。

永住権が取れなかったり、計画通りにビザが更新できない可能性は低くないです。ビザがなければオーストラリアには滞在できないので、日本に戻ることになります。

オーストラリアに永住する予定の人も、日本に帰国せざるを得ない場合のバックアッププランは考えておくべきだと思います。


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