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オーストラリア就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2017年更新)

画像:無料写真素材なら【写真AC】クリエイター「Dunhill」タイトル「オペラハウス」

オーストラリアでの現地就職を目指す観点で、オーストラリアのビザを紹介します。

オーストラリアのビザ、就労許可の情報は、オーストラリア政府のサイトに非常に詳しく記載されています。本記事に掲載されている英語のリンクも、すべてオーストラリア政府のサイトです。本記事で、概要を理解して、詳細はオーストラリア政府のサイトで確認しましょう。

*当記事も含めて、第三者によるビザの説明は、情報が遅れている、または解釈が間違っている可能性があります。気になる点は、オーストラリア政府のサイトか、オーストラリア大使館、その他のオーストラリアの公的機関に確認しましょう。

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まとめ

・留学後の期間限定の就労、ワーキングホリデーについては、取得が容易です。短期間海外で働いてみたい人には、オーストラリアは有力な選択肢だと思います。

・長期のビザは年々難しくなっています。政府が優遇している職種で、英語も問題ない人でないと、かなり厳しいと思います。

・これから、オーストラリアに留学に行く人は、卒業後に現地で就職する場合を考えて、ビザを取りやすい職種に直結する専攻を選びましょう

・オーストラリアで就労ビザを取れる職種

多くの就労ビザでは、申請できる職種が制限されています。ビザを申請できる職種は、オーストラリアにとって重要だが、人手不足の職種です。オーストラリア人では足りないから、外国人を受け入れるのです。逆にオーストラリア人で足りている、オーストラリア人と競合する職種では、外国人は全く歓迎されません。

詳しくは、当サイトの記事「オーストラリアで就労ビザを取れる職種」をご参照ください。

・留学中の就労(Student visa)

許可されています。アルバイトやインターンをすることができます。Study Visaであれば語学留学でも就労が許可される、非常に珍しい国です。

・留学後の就労(Temporary Graduate visa – subclass 485)

留学を終えた学生向けに、申請の条件が緩い就労ビザを提供しています。大学卒であれば、ほぼ無制限で、2年間働けます。修士は3年、博士は4年。語学留学は対象外です。専門学校など、大学以外の場合は、申請できる職種に制限があり、期間も18か月と短くなります。

留学中の就労、留学後の就労について、詳しくは当サイトの記事「オーストラリアの留学生向けの就労ビザ」をご参照ください。

・ワーキングホリデー(Working Holiday visa – subclass 417)

他の国のワーキングホリデーと同じで、18歳以上、30歳以下限定で、1年間働くことができます。申請条件は緩いです。条件さえ満たしていれば、基本的には許可されます。他の国と異なる点は、同じ雇用主の職場で働けるのは最大6か月な点です。条件を満たせば、再度1年間ワーキングホリデーを申請することもできます。

オーストラリアのワーキングホリデービザについて、詳しくは当サイトの記事「オーストラリアのワーキングホリデービザ:Working Holiday visa – subclass 417」をご参照ください。

・就労ビザ

以上のビザは簡単に申請できますが、一般の就労ビザは難しいです。政府の基本的な方針として、雇用はオーストラリア人優先だからです。オーストラリア人で足りている職種では、外国人は歓迎されません。就労ビザの申請には、ほとんどの場合では、ビザの申請をスポンサーしてくれる企業が必要です(つまり内定が必要です)。職種もオーストラリア人だけでは人手不足の職種に制限されています。

・永住権

外国人労働者として永住権を申請することもできます。就労ビザよりも、職種の制限が厳しいです。最も分かりやすいのは、就労ビザで何年間か働いた後に永住権を申請するパターンです。

就労ビザ(スポンサー企業あり):Temporary Work (Skilled) visa – subclass 457

最も一般的な内容で、汎用的な就労ビザです。雇用企業が確定している必要があります。職種も制限されているので、申請のハードルは比較的高いです。

*2018年3月から、Temporary Work visaは廃止されて、同じような内容の新しいビザが導入することが決定しています。特に重要な変更点は、2018年3月からの変更点として記載しています。予定されている変更点は、以下のページご参照ください。

 在日オーストラリア大使館:2018年3月以降のサブクラス457ビザの廃止、新たなビザの導入を発表

変更の背景は、端的に言うと、オーストラリア人の失業率も高いので、オーストラリア人と競合するような外国人労働者は制限するということです。一方で、オーストラリアに必要な高スキル労働者は、優遇されます。以前は、オーストラリアは英語圏の先進国の中では、非常に労働ビザが緩かったです。変更後でも、イギリスやアメリカに比べると緩いと思います。変更の背景に興味のある方は、オーストラリア政府の説明をこちらのページでご参照ください。

<主な条件>

・ビザ申請のスポンサーになる企業が必要で、スポンサー企業側から政府に雇用許可を申請します。企業側としては、申請が面倒なので、内定を得る難易度は高くなります。

・職種が制限されています。Combined list of eligible skilled occupationsのリストに掲載されている職種が対象。「the Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)」 と「the Short-term Skilled Occupation List (STSOL)」の分類があります。どちらも対象ですが、MLTSSLの方が優遇されます。ビザの期間も長いです。

・申請する仕事についてのスキルや経験の証明が必要です。具体的な提出資料は、こちらのページに記載があります。

・一定以上の英語力が必要です。IELTS、TOEFLなど様々なテストスコアを受け付けています。例えば、IELTSで5以上、すべての項目で4.5以上。IELTS 5は、TOEIC 550-600くらいに相当します。オーストラリアで仕事をするには、最低限必要なレベルだと思います。具体的なスコアは、こちらのページをご参照ください。

・(2018年3月の改定以降)2年以上の関連職務経験が必要。ということは、新卒が直接このビザを申請することはできなくなります。オーストラリアに留学する場合は、上記の「Temporary Graduate visa – subclass 485」で2年間の職務経験を積んでから申請することが想定されます。

<期間>

・4年間:「the Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)」の職種の場合。(2018年3月の改定以降)延長申請ができます。また、3年間経過後に、永住権の申請ができます。

・2年間:「the Short-term Skilled Occupation List (STSOL)」の職種の場合で、MLTSSLには該当しない場合。(2018年3月の改定以降)一度だけ、延長申請ができます。MLTSSLと異なり、期間終了後も、永住権の申請はできません。

・18か月:職種によらず、スポンサー企業が、スタートアップ(ベンチャー)の場合や、オーストラリアでの実績が12か月未満の場合

<申請方法>
・内定を得る
・スポンサー企業が政府に雇用許可を申請をする(Nominateの申請)
・本人がオンラインで申請する:online application 1066 Employer sponsored workers (e457)

<参照>

Temporary Work (Skilled) visa (subclass 457)

永住権申請(スポンサー企業あり):Employer Nomination Scheme – subclass 186

スポンサー企業ついている場合に、永住権を申請できるビザです

申請者の条件によって、以下の3つの「Stream」があります

・the Temporary Residence Transition stream
・the Direct Entry stream
・the Agreement stream

「Temporary Work (Skilled) visa (subclass 457)」を持っていて、既にオーストラリアで働いてる場合は、「the Temporary Residence Transition stream」です。

オーストラリアで長期間働いたことがない場合は、「the Direct Entry stream」です

「the Agreement stream」は、スポンサー企業と政府が雇用契約(labour agreement)を事前に合意している場合に使います。上の2つに当てはまらない特殊なケースの申請で使うと思われます。

<主な条件:共通>

・職種の制限は、「Temporary Work (Skilled) visa」と同じ。Combined list of eligible skilled occupationsのリストの職種が対象。「the Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)」 と「the Short-term Skilled Occupation List (STSOL)」どちらも対象です。

・申請する職種についてのスキルや経験

・一定以上の英語力が必要です。IELTS、TOEFLなど様々なテストスコアを受け付けています。例えば、IELTSでは、すべての項目で6以上。IELTS 6は、TOEIC 740-820くらいに相当します。料理人など専門職含めて、英語ができる人に限定していることが分かります。具体的なスコアは、こちらのページをご参照ください。

<主な条件:Temporary Residence Transition stream>

・50歳以下(一部例外は除いて)

・Temporary Work (Skilled) visa (subclass 457)を持っている

・スポンサー企業にNominateされた職種と同じ職種で過去3年間の内2年間以上働いている

<主な条件:Direct Entry stream>

・45歳以下(一部例外は除いて)

・オーストラリアで長期間働いたことがない。もしくは、Temporary Work (Skilled) visa (subclass 457)を持っているが、Temporary Residence Transition streamには該当しない

<主な条件:Agreement stream>

・スポンサー企業との契約に記載している、年齢、スキル、英語力などを満たしている

<期間>

永住権

<申請方法>

・スポンサー企業が政府に申請をする(Nominateの申請)
・本人がオンラインで申請する:Employer Sponsored (ENS/RSMS) visa online applications

<参照>

Employer Nomination Scheme (subclass 186)

就労ビザ、永住権申請(スポンサー企業なし):Skilled Migration Visa – subclass 189, 190, 489

以下の3つのビザは同じような内容です。

・Skilled Independent visa (subclass 189)

・Skilled Nominated visa (subclass 190)

・Skilled Regional (Provisional) visa (subclass 489)

オーストラリアで人手不足の職種「Skilled occupation」の職種の人を対象にしたビザです。条件に合えば、スポンサーになる雇用企業がなくても、ビザを申請できます。

3つのビザは、一番上のSubclass 189が最も自由度が高く、下の489が最も自由度が低いです。代わりに、難易度は189が最も高く、489が最も低いです。

「Skilled Independent visa (subclass 189)」と「Skilled Nominated visa (subclass 190)」は、永住権のビザです。永住権を獲得すれば、オーストラリア人と同じように働けます。

2つの永住権向けのビザの違いは、Skilled Independentが自分で申請をする一方で、Skilled Nominatedは州・地域政府にNominateされる必要があります。Skilled Nominatedの方は、2年間Nominateされた特定の州・地域で働く必要があります。

Skilled Regionalは同じく、州・地域限定のビザで、4年間の期限があります。申請した州・地域で働く必要があります。

<主な条件:共通>

・45歳以下

・年齢、英語力、職歴、学歴などで決まる申請者の点数「Point score」が60点以上。項目ごとのポイントの表が、こちらのページにあります。

・職種が制限されています。「IMMI 17/072 Specification of Occupations and Assessing Authorities」のリストに掲載されている職種です。似ていますが、「Temporary Work (Skilled) visa」向けのリストとは別です。MLTSSLの職種が対象ですが、一部STSOLも含まれます。

・申請する職種についてのスキルや経験の審査(Skills assessment)を受けて、審査の証明を発行してもらう必要があります。職種によって、審査をする団体(Assessing authorities)が異なります。詳しくは、こちらのページに記載があります。

・一定以上の英語力が必要です。IELTS、TOEFLなど様々なテストスコアを受け付けています。例えば、IELTSでは、すべての項目で6以上。IELTS 6は、TOEIC 740-820くらいに相当します。料理人など専門職含めて、英語ができる人に限定していることが分かります。具体的なスコアは、こちらのページをご参照ください。

<主な条件:Skilled Independent>

・共通の条件の通りです。職種は、MLTSSLのみです。

<主な条件:Skilled Nominated>

・Nominateしてもらった州・地域で2年間働く必要があります。

・STSOLの職種も対象に含まれます。しかし、Nominateの対象になる職種は、州・地域政府ごとに異なります。自分が働きたい州・地域政府の情報を確認しましょう。

・その他、州・地域ごとの条件、注意事項について、自分が働きたい州・地域政府の情報を確認しましょう。「州・地域の名前+Skilled nominated visa」などと検索すれば探せます。例えば、クイーンズランド州はこちらのページです。

<主な条件:Skilled Regional>

・住む場所が制限されます。

・Skilled Regionalは、州・地域政府にNominateされる場合と、親戚にSponsoredされる場合があります。

・州・地域政府にNominateされた場合、「regional or low population-growth metropolitan area」に住む必要があります。職種については、Skilled Nominateと同様です。

・親戚にSponsoredされた場合、「designated area of Australia」に住む必要があります。職種については、Skilled Independentと同じでMLTSSLのみです。

<期間>

・Skilled Independent:永住権

・Skilled Nominated:永住権

・Skilled Regional:4年間。条件を満たすと、永住権バージョンの「Subclass 887」に申請できます

<申請方法>

・ビザ申請の前に、申請システム「SkillSelect」にオンライン登録します

・SkillSelect上で、「Expression of Interest (EOI)」を 提出します。年齢、英語力、職歴、学歴などの条件の入力が必要です。

・Skilled NominatedやSkilled Regionalで、優先したい州・地域がある場合は、その州・地域を選択します。

・条件をもとに、申請者の点数「Point score」が計算されます。

・Skilled Independentの場合は、他の申請者と点数が比較されます。申請の最低点数は60点ですが、ビザが申請できるかは申請している職種の空き状況と、その職種の他の申請者の点数で決まります。Skilled Nominatedの場合は、州や地域政府からNominateされる必要があります。

・ビザの申請が認められた場合は、ビザ申請の招待「Invitation」が届きます。

・Invitationが届いてから60日以内にビザの申請をします。SkillSelectで申請します。

・ビザの申請では、「Expression of Interest (EOI)」に入力した情報の証明を提出する必要があります。提出資料は、こちらのページで確認できます。

<参照>

Skilled Independent visa (subclass 189) 

Skilled Nominated visa (subclass 190)

Skilled Regional (Provisional) visa (subclass 489)


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