台湾就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2017年更新)

画像:無料写真素材なら【写真AC】クリエイター「Asiantam」タイトル「台湾の中正紀念堂」

台湾での現地就職を目指す観点で、台湾のビザを紹介します。

台湾のビザ、就労許可の情報は、勞動力發展署の外国人労働者向けのサイトなど台湾政府のサイトに記載されています。本記事で概要を理解して、詳細は台湾政府からの公式の情報を確認しましょう。

*当記事も含めて、第三者によるビザの説明は、情報が遅れている、または解釈が間違っている可能性があります。気になる点は、台湾政府のサイトか、大使館・領事館に相当する「台北駐日経済文化代表処」、その他の台湾の公的機関に確認しましょう。

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まとめ

台湾のビザは、アメリカ、イギリスなどの英語圏の先進国と比べると条件が緩いです。大学卒、2年以上の職務経験で、それなりの給与の仕事であれば、申請はできます。もしくは、台湾の大学卒や、海外でも大学院卒の場合は、職務経験も必要ありません。職種も一定の制限はありますが、幅広い職種を受け付けています。

問題は、ビザの難易度ではなくて、内定の獲得です。台湾は流暢な日本語を話す人が多数います。日本語どころか、日英中のトリリンガルは、いくらでもいます。また、語学力だけでなく、日本の文化や仕事の仕方に対する理解も高いです。東南アジアでは、日本語ネイティブなことや、日本で多少の職務経験があるだけで、大きな武器になりますが、台湾では通用しません。高い中国語力があったり、語学力以外で売りになる能力がないと、内定を取るのは難しいです。

Q:中国語ができないのですが、紹介してもらえるお仕事はありますか?

A:台湾には、日本語が堪能な台湾人スタッフ(日本留学経験者・国内日本語学科卒業者・日系企業勤務経験者)が数多くいらっしゃるため、日本人の現地採用は非常に競争が激しいのが現状です。まずは、日常会話レベルの中国語を習得されることをお勧め致します。

パソナ台湾、台湾就職Q&A

台湾で就職する、最も確率が高い方法は大学、大学院への留学です。留学すれば、十分な語学力も身につきますし、現地にいることで就職活動も行いやすいです。更に、台湾の大学の卒業生は、就労ビザが優遇されています。職務経験も不要ですし、最低給与の条件もありません。給与の条件がないことで、新卒向けの給与が低い仕事にも応募できます。

留学中のアルバイト・インターン

台湾に留学する場合、学期中、長期休暇中にアルバイト・インターンをすることは可能です。仕事をするには、就労許可の申請が必要です。インターンもできますが、学業に関連する必要があります。インターン前提で留学する場合は、どのようなインターンが考えられるのか、留学予定の学校に事前に聞いてみましょう。

<主な条件>

・次のいずれかの条件を満たすこと。1)経済的に学業を続けるために必要。2)教育・研究機関での教育・研究の仕事。3)学業に関連するインターンを行う。

・学期中は週20時間まで

・語学留学の場合は、1年間以上のプログラムの必要がある

<申請方法>

別途就労許可の申請が必要です。学校に申請方法を相談しましょう

<参照>

Workforce Development Agency, Foreign Students Enrolled in Taiwanese College of University Taking Part-time Jobs

留学後の就労許可

台湾の大学を卒業した外国人向けの特別な就労許可があります。通常の就労許可よりも取得の条件が緩く、期間も3年間と長いです(他の国の類似の制度と比べると)。

留学生への優遇は、最近始まったようです。2012年に最低平均月給が一般向けのNT$47,971からNT$37,619に引き下げられ、2015年に最低平均月給は撤廃されています。就労許可で優遇されているのは、台湾の社会・会社が留学生を求めているからだと考えられます。台湾で就職したいなら、まず留学するのは、良い選択肢だと思います。

<主な条件>

・台湾の大学を卒業している(学士以上)

・雇用企業から申請するので、雇用企業が確定している必要があります

・学歴、職務経験、中国語力など項目別に与えられる点数の合計が一定以上(現在70点)。条件は緩いです。項目別の点数表は、こちらのページです。

・最低給与条件はありません(高ければ、上記の点数でプラスです)。一般の就労許可では、NT$47,971です。

・職務経験の条件はありません(あれば、上記の点数でプラスです)。一般の就労許可では、学士卒の場合は、2年間の職務経験が必要です。

<期間>

最長3年間

<申請方法>

雇用企業が就労許可を申請。基本的にはお任せしましょう。

就労許可が下りた後のビザの申請は本人が行います。就労許可を取れば、基本的に問題ないので、仕事を探す段階で気にする必要はありません。こちらのページ参照。

<参照>

Workforce Development Agency, Overseas Chinese or Foreign Student Graduated in the R.O.C. to Work in Taiwan

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは、日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労することができる制度です。

台湾の他にも、カナダ、イギリス、ニュージーランド、韓国、香港など、様々な国が参加しています。中国は参加していないので、北京語がメインの国だと唯一ワーキングホリデーができる国です。

他の国のワーキングホリデーと同様で、事前に就労先を決めておく必要はありません。一般の就労ビザだと、雇用企業が就労許可を政府に申請する必要があります。雇用企業としては面倒なので、外国人が内定が取りにくい大きな理由になっています。ワーキングホリデーだと、ビザも持っていますし、期間限定の就労なので、企業側も採用しやすいです。

<主な条件>

・台湾政府のサイトでは、主な目的は休暇でフルタイムの仕事や学業を目的にしないこと、と説明されています。本格的なインターンの場合は、制度の趣旨に合わないかもしれません。特定の企業でインターンすることが前提の場合は、インターン先の企業にワーキングホリデーで大丈夫か聞いておきましょう。

・申請の時点で18歳以上、30歳以下。滞在中に31歳になっても大丈夫です。

・台湾滞在中の生活費として、NT$100,000以上の資産を持っている

・台湾滞在中の医療保険を持っている

<期間>

・12か月。ただし、最初に許可されるのは180日。180日以上滞在する場合は、延長の申請が必要。

・語学学校に通えるのは、最長3か月。語学学校以外の学校には通えない。

・台湾のワーキングホリデーを使えるのは一度のみ

<活用方法>

・主に中国語の勉強のため

一般的なワーキングホリデーの過ごし方は、まず語学学校に入学して、語学を学びながら、アルバイトを探す人が多いようです。ただし、語学学校に通えるのは3か月間のみです。長期間語学学校に通いたいなら、留学ビザの方が適しています。

・就職活動の時のネタとして

例え、アルバイトであっても、就職活動の時のアピールポイントとして使えると思います。簡単な内容でも、外国で外国語で仕事をすることは、日本でのアルバイトとは異なる経験です。

・台湾での長期の就労の足掛かりとして

長期の就労ビザを取るには、雇用企業を見つけて、申請のスポンサーになってもらう必要があります。現地にいた方が、情報も入ってきやすいですし、直接企業と話すことができます。

<申請方法>

本人が「台北駐日経済文化代表処」で申請。申請方法について、こちらのページ参照。

<参照>

Working Holiday (Youth Mobility) Scheme

一般の就労ビザ

<主な条件>

・学部卒の場合、2年以上の職務経験が必要。修士以上の場合は不要。

・平均月給がNT$47,971以上。日本のブログなどでは、間違って解釈されているのを見かけますが、これは単純な「月給」ではなく、残業代、ボーナス、家賃補助なども含んだ「平均月給」です(参照ページ)。年収換算だと、NT$60万弱(200万円強)ですね。新卒で、月給NT$47,971もらえる人は少ないですが、ボーナス含めた年収NT$60万弱は、現実的な額です。台湾は物価が安いので、NT$60万は余裕をもって暮らせるレベルです。

・指定の職種。指定の職種の範囲は広いので、それほど気にする必要はないと思います。

・語学教師の条件は、以上の一般向けとは異なります。大学卒以上の場合、職務経験は不要です。平均月給についても規定はないようです。

・「Cram School (塾)」で働く語学教師の条件については、こちらのページ。

・大学などの教育機関で働く語学教師の条件については、こちらのページ。

<期間>

3年間。何度でも延長可能(参照ページ)

<申請方法>

雇用企業が就労許可を申請。基本的にはお任せしましょう。

就労許可が下りた後のビザの申請は本人が行います。就労許可を取れば、基本的に問題ないので、仕事を探す段階で気にする必要はありません。こちらのページ参照。

<参照>

Workforce Development Agency, Foreign Professionals to Work in Taiwan


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