香港就労ビザまとめ~種類、取得条件、期間、申請方法(2017年更新)

画像:無料写真素材なら【写真AC】クリエイター「源五郎」タイトル「香港 ビクトリアピーク 展望台からの景色」

香港での現地就職を目指す観点で、香港のビザを紹介します。

香港のビザ、就労許可の情報は、香港政府のサイトに記載されています。本記事で概要を理解して、詳細は香港政府のサイトで確認しましょう。

*当記事も含めて、第三者によるビザの説明は、情報が遅れている、または解釈が間違っている可能性があります。気になる点は、香港政府のサイトか、中国大使館、その他の中国、香港の公的機関に確認しましょう。

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まとめ

<就労許可>

香港の就労許可は、アメリカ、イギリスなどの英語圏の先進国と比べると条件が緩いです(条件が曖昧です)。

会社員向けの就労許可は、主に3つあります。最も一般的で、申請時点で内定が必要な「General Employment Policy」、条件が良い人向けで、内定が必要ない「Quality Migrant Admission Scheme」、香港の大学を卒業した人向けの「Immigration Arrangements for Non-local Graduates 」。後ろの2つの方が、自由に就労できるので、条件が合えば、そちらにした方が良いです。

他の多くの国と同様ですが、香港は優秀な人材、香港に必要な人材は積極的に迎える方針です。一方で、人材市場で香港人と競合するような人、現地で労働力が足りている職種の人については、制限されています。

<香港の留学生向け>

条件はありますが、留学中のインターン、学内でのアルバイトは許可されています。

卒業した後は、就労許可で優遇されます。新卒の場合は、内定がなくても自分で就労許可を申請できます。企業側としては、就労許可の申請が必要な外国人は、手続きが面倒なので、内定が出しにくいです。就労許可があることで、内定を得やすくなります。

香港での就職を検討しているなら、香港の大学・大学院への留学はお薦めです。

<ワーキングホリデー>

短期間、香港で働きたい人は、ワーキングホリデーの選択肢もあります。12か月間、香港で就労、就学をすることができます。

一般向け(内定が必要な)就労許可:General Employment Policy (GEP)

一般向けの就労許可は、申請の時点で内定があることが必須で、仕事内容にも制限があります。雇用企業、本人の両方から就労許可の申請をする必要があります。

下記の内定が必要ない「Quality Migrant Admission Scheme」、香港の大学を卒業した人向けの「Immigration Arrangements for Non-local Graduates (IANG)」の方が自由に就労できるので、条件が合えば、そちらにした方が良いです。

<主な条件>

・内定を獲得している。

・仕事の内容は、申請者の学位や職務経験に関連があり、香港では適した人材を探すことが難しい仕事。職種に制限は、ありません。

・具体的に、どのような仕事が認められているかは、政府のサイトでは公開されていません。日本語のサイトでは、職務経験~年、給与~以上など具体的な条件を記載しているところがありますが、公式の情報がないので、絶対的な条件とは言えません。実際に、人材紹介会社には、ビザは無理と言われたが、取得できたとする個人のブログも複数見つかります。

<期間>

・24か月間

・延長ができる。延長については、こちらのページの「Extension」参照。

<申請方法>

本人、雇用企業、両方から申請書を提出する。申請方法は、こちらのページ参照。

<参照>

Immigration Department, General Employment Policy (GEP)

内定が必要ない就労許可:Quality Migrant Admission Scheme

優秀な外国人労働者を増やす目的で、一般向けとは違う就労許可の制度「Quality Migrant Admission Scheme」があります。

一般向けとは違い、申請時点で内定は必要ありません。条件を満たせば、本人が自分で申請できます。許可が取れると、就労許可の期間内は、現地人と同じように自由に就労できます。企業側としても、就労許可の申請をする必要がないので、内定を出しやすくなります。

<主な条件>

・内定は必要ありません。本人が申請できます

・最低条件(Prerequisites)として、18歳以上、一定の学歴、中国語か英語ができること、などがあります。年齢以外は、条件の記載は曖昧です。こちらのページ参照。

・具体的な審査基準としては、以下のテストの点数があります。

<条件のテスト>

・申請が通るかは、学歴、職歴などの条件で決まるテストの点数で決まります。テストは、一般向けのGeneral Points Test とオリンピックのメダル獲得者やノーベル賞受賞者など極めて高い業績を残した人向けの Achievement-based Points Testがあります。

・General Points Testは、学歴、職歴などの項目別に点数が設定されています。General Points Test に細かく掲載されているので、自分で点数を計算できます。

・General Points Testは、申請に必要な最低点数が設定されていて、点数以下の人は申請を推奨されていません。最低点数の条件は、それほど高くないです。

・最低点数をクリアしている場合は、他の申請者の点数と比べられて、点数が高い人から優先して許可されます。

<期間>

・24か月間

・延長ができる。延長については、こちらのページの「Extension」参照。

<申請方法>

本人が申請書を提出する。申請方法は、こちらのページ参照。

<参照>

Immigration Department, Quality Migrant Admission Scheme

留学生(学生ビザ)のアルバイト、インターン

香港では、留学生に条件付きで就労を許可しています。インターンは、学校に承認さえもらえれば比較的自由です。アルバイトは、キャンパス内の仕事のみです。

日本でも、最近はインターンが一般的になってきました。海外でのインターンの経験は、日本に戻って就職活動する場合でも、武器になる経験です。短期的に海外での仕事を経験したいのであれば、香港留学+インターンは、良い選択肢だと思います。

現在、大学生なら、交換留学、大学への編入、大学院への進学が考えられます。社会人なら、大学院が主な選択肢です。香港への留学については、多くの情報がありますので、留学についてのサイトや書籍を参照してください。

<インターンの主な条件>

・学業に関連した研修(インターン)で、学校が手配または承認していること。学業と関係ないインターンは不可です。学校に承認されないとインターンできないので、インターン前提で留学する場合は、留学予定先の学校に、どのようなインターンが可能か聞いておきましょう。

・学士以上、1年以上のフルタイムのプログラムに在籍:インターン期間は、プログラムの期間の3分の1以下、もしくは1年以下の短い方。つまり、1年間のプログラムの場合は、最大4か月。4年間のプログラムの場合は、最大1年。

・学士未満、2年以上のフルタイムのプログラムに在籍:インターン期間は、最大6か月間

<アルバイトの主な条件>

・キャンパス内でのアルバイト

・学士以上、1年以上のフルタイムのプログラムに在籍の場合、週20時間まで。6月1日から8月31日まで(つまり夏休み中)は、時間制限なし。学士未満の場合は、記載なし。アルバイト不可と思われます。

<申請方法>

インターン、アルバイトどちらも学校の承認が必須なので、まずは学校に相談しましょう。

<参照>

Immigration Department, Students

留学後の就労許可:Immigration Arrangements for Non-local Graduates (IANG)

「Immigration Arrangements for Non-local Graduates (IANG)」という香港の大学を卒業した外国人向けの就労許可の制度があります。

一般向けの就労許可と違い、雇用企業から政府に申請する必要はありません。就労許可を申請するのは、雇用企業としては面倒なので、外国人が内定が取りにくい大きな理由になっています。既にビザを持っていれば、企業側も採用しやすいです。

<主な条件>

・香港の大学を卒業している(学士以上)

・卒業から6か月以内に申請した場合(つまり新卒)、雇用企業が決まっている必要はありません。6か月より後に申請した場合は、雇用企業が決まっている必要があります。

・職務経験、職種、語学力、など学歴以外の条件については、政府のページに記載はありません。

<期間>

・12か月

・延長の申請は可能ですが、卒業から6か月以内ではなくなるので、雇用企業が必要です

・12か月の期間内に仕事を辞めても、期日まで滞在できます。期間内に雇用企業を変えても、再度申請をする必要はありません。

<申請方法>

香港政府のページで、申請フォームをダウンロード。ページに記載の郵送宛先、または窓口に提出。

<参照>

Workforce Development Agency, Immigration Arrangements for Non-local Graduates (IANG)

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは、日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労することができる制度です。

香港の他にも、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾など、様々な国が参加しています。中国本土は参加していません。

他の国のワーキングホリデーと同様で、事前に就労先を決めておく必要はありません。

<主な条件>

・目的は、ホリデー。本格的なインターンの場合は、制度の趣旨に合わないかもしれません。インターンすることが前提の場合は、インターン先の企業にワーキングホリデーで大丈夫か聞いておきましょう。

・申請の時点で18歳以上、30歳以下。滞在中に31歳になっても大丈夫です。

・香港滞在中の生活費として、HK$20,000以上の資産を持っている

・香港滞在中の医療保険を持っている

<期間>

・12か月

・同じ雇用企業で働けるのは、最長3か月

・学校に通えるのは、最長6か月

<活用方法>

・主に語学の勉強のため

一般的なワーキングホリデーの過ごし方は、まず語学学校に入学して、語学を学びながら、アルバイトを探す人が多いようです。ただし、語学学校に通えるのは6か月間のみです。広東語を学ぶなら香港ですね。本土の人も多く、深センにも近いので、北京語の勉強でも良さそうです。

・就職活動の時のネタとして

例え、アルバイトであっても、就職活動の時のアピールポイントとして使えると思います。簡単な内容でも、外国で外国語で仕事をすることは、日本でのアルバイトとは異なる経験です。

・香港、中国での長期の就労の足掛かりとして

長期の就労ビザを取るには、雇用企業を見つけて、申請のスポンサーになってもらう必要があります。現地にいた方が、情報も入ってきやすいですし、直接企業と話すことができます。中国本土での就職、特に近くの深センでの就職を目指す場合も、香港で情報収集は良いかもしれません。中国本土は、ワーキングホリデーがないので。

<申請方法>

香港政府のページで、申請フォームをダウンロード

・在日中国大使館・領事館の窓口で提出。もしくは、香港政府のImmigration Departmentに郵送で提出。宛先は、上記の申請フォームダウンロードのページに記載。

<参照>

Immigration Department, Working Holiday Scheme


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