タイでの現地就職を目指す観点で、タイのビザを紹介します。
*当記事も含めて、第三者によるビザの説明は、情報が遅れている、または解釈が間違っている可能性があります。気になる点は、タイ政府のサイト、タイ大使館、その他の公的機関に確認しましょう。
一般向けの就労ビザ:Non Immigrant – B
タイで働くには、ビザと就労許可(Work Permit)が必要です。他の国とは逆で、タイではビザを取得して入国してから、タイで就労許可を申請します。
就労許可の申請条件は不明な点が多いですが、大学新卒で普通の仕事でも許可されている事例もあるので、それほど難しくないようです(「タイ 新卒 就職」などと検索すると経験者のブログが出てきます)。
<主な条件>
就労許可(Work Permit)の条件について、タイ政府による公式な日本語・英語の情報は見つけられませんでした。。。以下のサイトを参照しています。政府の公式情報ではないので、間違っている可能性があります。あくまで、参考程度にしましょう。
・一定以上の給与。日本人の場合は、 50,000THB/月以上のようです。
・外国人の就労が禁止されている職種があります。JETROのページの「禁止職種」参照。一般的な日本人に関係ありそうなのは、事務員、観光案内人、理容師など。
・日系でなく現地企業の場合は、現地では雇うことが難しい専門技術を持っていること。学歴・職歴が考慮されるようですが、具体的な基準は不明です。
・外国人を雇える会社は、会社の規模などで制限されています。また、会社ごとに雇える外国人の数も規定があります。雇用企業に外国人を雇った経験があるか聞いてみましょう。
・参照サイト
- JETRO、外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用
- SABAIJAI Consulting、ワークパーミット(Work Permit , WP, 労働許可)について
- Shindai Bus Service、ワークパーミット(労働許可証)
<期間>
・初回は入国から90日間
・1年間の延長申請をする。以降、1年ごとに延長申請をする。
<ビザの申請方法>
・就労目的で入国するには、ノンイミグラント-B(Non Immigrant – B)を申請します。
・タイの将来の雇用主からの英文招聘状原本、経歴書など必要な書類を用意(タイ大使館、ノンイミグラント-B (就労/ワーキング) 必要書類)
・大使館に申請に行く日時を予約する(ビザ申請オンライン事前予約)
・タイ大使館で申請(申請方法)
・JETROによれば、本来ビザの申請時には就労許可は必要ありませんが、就労許可の事前申請証明を要求されることがあるそうです。もし要求された場合は、こちらのJETROのページの情報を参照して、必要ない旨伝えましょう。
<就労許可の申請方法>
・上記のように、就労許可(Work Permit)は、入国した後に申請します。ビザが下りても、就労許可が下りるとは限りません。
・雇用企業が労働省(Ministry of Labour)に申請。基本的には、雇用企業にお任せしましょう。
・ノンイミグラント-Bビザの滞在期間は、入国から90日ですので、それまでに取得する必要があります。
・就労許可を取っても、滞在できるのは入国から90日までです。それ以上の就労は、1年間の延長を申請します
ワーキングホリデー
残念ながらタイにはワーキングホリデー制度がありません。ワーキングホリデーのように、雇用企業を決めないで就労許可を申請できる制度はないようです。
インターンシップ
以下のJETROのページを参照しています。日系の企業内研修の場合は、上記の就労ビザ「Non Immigrant – B」、学生で学業の一環として行う場合は、学生ビザ「Non-Immigrant ED」を申請します。
<参照>
JETRO:日本人研修生やインターン生のビザ取得規則を統一-日本人雇用に伴う「タイ人雇用義務負わない」と明記-
<申請条件>
・企業内研修(日系の社員がタイで研修):「Non Immigrant – B」を申請。日本の雇用主およびタイのインターンシップ先からのレターが必要です。
・企業内研修以外の社会人:上記JETROのページには記載がありません。一般の申請方法で、「Non Immigrant – B」を申請だと思われます(大使館やインターンシップ先に確認して下さい)
・日本の教育機関に通学する日本人学生:申請するビザは、Non-Immigrant ED(学生ビザ)です。学業の一環の場合として認められるので、在学中の学校や留学先の学校への相談が必須です。在学中の学校と、受け入れ機関からのレターが必要です。
・交換留学などでタイの教育機関に在籍する場合:日本でのEDビザの申請時点でインターンの申請が必要。留学先のプログラムにインターンが含まれている必要があります。交換留学ではなく、タイの大学などに正規の留学をした場合、インターンができるかは不明。いずれにしても、インターンをしたいなら、ビザを申請する前に留学先の学校や大使館などに問い合わせましょう。
・学生で、学業に関係のないインターンシップを行う場合:上記JETROのページには記載がありません。一般の申請方法で、「Non Immigrant – B」を申請だと思われます。(大使館やインターンシップ先に確認して下さい)
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