タイ就職の経験者が書いているブログ、経験者へのインタビュー記事をまとめます。
海外就職、タイ就職をする人は、マイノリティです。日本の新卒就活のように、確立されたノウハウがあるわけではありません。自分の経歴に近い経験者を参考に、自分に合ったタイ就職の道を切り開きましょう。
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新卒6年目でタイの日系メーカーに転職
就職活動をする前は、バンコクに行ったこともなかったそうです。日本の職場での女性の働き方に疑問を持ち、国際結婚しているフランス人の夫も日本に馴染めなかったので、海外での就職を決意されました。
人材紹介会社の選び方や、就職活動の流れ、面接の心構え、タイの職場の状況など、とても分かりやすく、詳しくまとまっています。社会人でタイでの転職を考えている人には非常に参考になる内容です。
・新卒、既卒:既卒
・就職時点の年齢:20代後半と思われる。新卒から6年間仕事
・職種:日系メーカーで日本人営業のサポート業務と、日本人向けのマーケティング
・前職:金融機関で営業
・仕事の言語:日本語メイン、英語
・就職時点での言語レベル:英語上級と思われる。タイ語はゼロ
・就職方法:人材紹介会社に登録
20代後半社会人、タイ転職相談会から2週間で内定
就職をしたのは数年前のようなので、情報は古くなっているかもしれませんが、就職活動の仕方や、就職を決めた後の手続きについて詳しく説明しています。
海外で働きたいと志してから、最初は社内での駐在制度に申請していたそうです。何度か申請して、短期的には社内での海外赴任は難しいと判断して、現地就職を目指すことを決断。
情報収集のためにタイ転職相談会に参加したところ、思いがけず、その場で人材紹介会社から仕事の紹介を受けます。相談会から、10日後にはタイに行って面接し、転職相談会から2週間あまりで就職を決めてしまいます。
在職中にも関わらず、ぱっと飛行機に乗って、タイで面接してしまう行動力がすごいですね。
・新卒、既卒:既卒
・就職時点の年齢:20代後半
・職種:日系。職種は前職と同様
・就職時点での言語レベル:英語中級と思われる
・就職方法:日本でのタイ転職相談会に参加。その場で人材紹介会社に登録
37歳でタイの日系IT企業に転職、その後マレーシアに
管理人の方は、37歳と海外就職にしては遅めの年齢で、タイで転職します。半年後にタイの会社を辞めて、今度はマレーシアで就職。同じIT企業ですが、タイは日系、マレーシアは外資です。ご自身の経験だけではなく、海外就職のノウハウについて非常に詳しく、分かりやすく解説しています。
あと、日本テレビ系列で放送のボンビーガールにて取り上げられた「マレーシアで月給20万円のセレブ生活!」について、同じような境遇の立場として解説している記事が面白いです。
Borderless World: ボンビーガール「マレーシアで月給20万円のセレブ生活」は本当なのか?に答えてみたよ
月給20万円だと、東京や他の日本の大都市では、狭いアパートにしか住めません。東京のアクセスの良い場所で、女性が納得できるレベルのセキュリティや清潔感の部屋だと、小さい部屋でも10万円くらいはしますね。新卒の初任給20万で東京生活は過酷だと思います。残業代前提でも、かつかつ。
同じ月給20万でも、物価の安い東南アジアでは、使い勝手が全然違います。シンガポール、香港以外のアジアに転職すると、給与はほぼ確実に下がりますが、生活費の違いも考える必要があります。
・新卒、既卒:既卒
・就職時点の年齢:37歳
・職種:タイは日系IT企業。マレーシアでは外資IT企業
・前職:下請けのSIer。いわゆる「IT土方」だそうです
・仕事の言語:日本語メインと英語
・就職時点での言語レベル:中級?それほど英語は得意でないとのこと
・就職方法:人材紹介会社に登録
インタビュー
在学中にカンボジアでNPO活動、新卒でタイの日系コミュニケーション会社に就職
アセナビ:【新卒海外】「20代は取れるチャンスを取り切りたい」 バンコクのコミュニケーション会社で働く 上田周作さん
カンボジアでのNPO活動で東南アジアに興味を持ち、新卒でタイに就職された方です。海外就職を決意した動機や、就職してからの仕事の様子まで、生き生きと語っています。
タイでの就職活動を考えていたときに、海外就職のセミナーで新卒はお薦めできないとアドバイスされたそうです。実際に実行した結果は、あっさり内定獲得。1年目は苦労されたようですが、充実した社会人生活を送っているようです。
専門家のアドバイス、無視してよかったですね。。。
新卒は海外就職やめとけというのは、根拠がないわけではありませんが、新卒の方が良い点も多くあります。海外就職専門家で新卒がダメという人が多いのは、彼らのポジショントークな面が強いと思います。新卒は、海外就職コンサルや人材紹介会社としては、仕事を紹介しにくく、商売になりにくいので。
・新卒、既卒:新卒
・就職時点の年齢:20代前半
・職種:日系コミュニケーション会社(広報業務の委託)
・前職:大学4年時にカンボジアでNPO活動
・仕事の言語:日本語と英語。顧客は、ほぼ日系
・就職時点での言語レベル:英語中級以上。在学中に留学経験あり
・就職方法:人材紹介会社に登録(パーソネルコンサルタント)
新卒海外就職について、こちらの記事もどうぞ

大学でタイ語を専攻、新卒で日系警備会社に就職
アセナビ:【新卒海外】「海外にいて、自分のアイデンティティを感じるのが好き」タイの日系警備会社にて営業を担当 齋藤奈々子さん
chai krap bkk: タイ就職、現地採用インタビュー 齋藤奈々子
大学でタイ語を専攻、チェンマイ大学に一年間交換留学、新卒でタイ就職を決めています。大学での専攻を活かした分かりやすい海外就職の例です。
面白いのが、大学のキャリアセンターの紹介で就職先を決めたことです。新卒の海外就職は自力で手探り状態でやっている人が多いです。大学がサポートしてくれると心強いですね。
外国語や国際関係などの学科では、積極的に国際就職支援すれば、優秀な学生を集めるセールスポイントになるのではと思いました。
・新卒、既卒:新卒
・就職時点の年齢:20代前半
・職種:タイの日系警備会社にて営業を担当
・仕事の言語:日本語 70% 英語 5% タイ語 25%
・就職時点での言語レベル:タイ語上級と思われる。1年間タイに留学
・就職方法:大学のキャリアセンターの紹介
5年の会社員生活、世界一周の旅を経て、タイに就職
JACリクルートメントタイランド:タイ転職:成功者インタビュー
5年間の会社員生活の後、世界一周の旅に出発。一度、帰国して就職したものの、「日本国内では一度社会の道筋から外れてしまった人に対する偏見があることを感じ」、海外で就職することを決意。「移住+働く」を考えて、候補をアジアに絞り、その中でも生活の便利さなどを考えてタイに決定。
就職活動は、前職に在職中に人材紹介会社に登録。ある程度目途が立ったところで仕事を辞めて、タイに行って面接。スムーズに転職を決めたられたようです。
・就職時点の年齢:アラサー
・職種:日系自動車メーカー(Mazda Sales)でASEAN担当Sales Assistant
・就職時点での言語レベル:英語中級以上、タイ語ゼロと思われる
・就職方法:人材紹介会社に登録。JACリクルートメントタイランド
外資系人材紹介会社のジャパンデスク担当として転職
元々は海外と言えばアメリカと思っていたそうで、大学の時に1年間交換留学、仕事も外資で働かれていました。経済新聞で東南アジアの記事をよく見かけたり、タイに旅行に行ったりしたことがきっかけで、タイの人材紹介会社に登録されます。
タイでは、外資系人材紹介会社のジャパンデスクを担当。日本人向けにタイでの転職のコンサルタントをされています。今の生活には満足していて、最低3年はタイにいる予定とのことです。
・新卒、既卒:既卒
・就職時点の年齢:20代半ばと思われる
・職種:外資系人材紹介会社でコンサルタント
・前職:外資系証券会社でIR
・就職時点での言語レベル:英語上級?大学時に1年間交換留学
・就職方法:人材紹介会社に登録
独学で習得したプログラミングを活かし、SEとして転職
chai krap bkk: タイ就職、現地採用インタビュー 椛澤かおり
高校までは音楽系大学を目指し、大学は外国語学科、しばらくフリータをして知人の紹介で就職。事務職で入ったものの、独学でプログラミングを習得して、SEに転身。その後、タイに転職。多才な人ですね。。。
タイに限らず、海外就職は営業や事務などソフトスキルの仕事よりも、エンジニアなど専門職の方が有利です。営業は、経験なしでもポテンシャル次第で転身できますが、専門職は経験者でないと無理だからです。
・新卒、既卒:既卒
・就職時点の年齢:アラサー。インタビューの時点で33歳
・職種:日系企業向けのSI会社で在庫管理システムを開発
・前職:SE、データサイエンティスト
・仕事の言語:日本語9割 英語1割 タイ語0割
・就職時点での言語レベル:英語は中級以上と思われる
・就職方法:人材紹介会社に登録。ビズリーチなど。
海外就職はエンジニアの方が有利という話は、こちらの記事

フリーランス編集者、日本人向けフリーペーパー会社に転職
chai krap bkk: タイ就職、現地採用インタビュー 宮島麻衣
新卒で出版社に入社、その後フリーランス編集者として活躍。取材先として興味を持ったタイへの就職を決意。
ネットで「バンコク 編集 求人」で検索して見つけた会社に就職したそうです。就職活動は、人材紹介会社に登録する人が大部分ですが、自分で求人を探すのも可能です。特に専門職の場合は、働きたい会社を自分で探すのは、有効な選択肢だと思います。
・就職時点の年齢:アラサー。インタビューの時点で33歳
・職種:日本人向けフリーペーパーの編集者
・前職:編集者
・仕事の言語:日本語95%、タイ語3%、英語2%
・就職方法:ネットで「バンコク 編集 求人」で検索
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