新卒の海外就職活動はいつから始めるべき?就活スケジュールと動き方

この記事は、8月に書いています。

大部分の就活生は、就職活動を終えている頃でしょう。リクルートによれば、2017年7月1日時点の内定率は、78.6%。5月から急速に内定が増え、6月には6割を超えています。

一方で、新卒で海外就職を目指す学生にとっては、これからが就活本番です。

海外と国内の就活では、全然スケジュールが違います。本記事では、新卒で海外就職を目指す学生向けに、海外就活のスケジュールを解説します。

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新卒海外就活の実際のスケジュール例

日本の大学を卒業して、新卒ですぐに海外就職した人のブログやインタビューを調べました。新卒でも留学生は状況がかなり違ってくるので、除外しています。

国は東南アジアが多い

アメリカについては、かなり調べましたが、日本の大学から新卒で就職した人は見つかりませんでした。

就労ビザの厳しさを考えても、日本の普通の大学生が、直接アメリカに新卒で就職するのは極めて難しいと思います。アメリカに新卒で就職したいなら、まずはアメリカの大学、大学院に留学しましょう。留学すれば、OPTという制度で1年間就労ビザなしで働くことができます。

他の欧米先進国については細かく調べていませんが、同様の状況だと思います。新卒就職したいなら、まずは留学しましょう。

内定は卒業直前が多い

海外の多くの国では新卒限定の採用が少ないので、新卒でも社会人と同じ求人枠を争います。

卒業後の4月の仕事に応募できるのは、卒業年の1月以降になる会社が多いです。

海外の会社は、新卒限定の採用枠が少なく、即戦力としてすぐに働ける人を探しているからです。日本の新卒採用のように、卒業の1年も前から就職を決めるのは、世界の新卒就活では、非常にまれです。

応募開始から内定までは非常に速い

日本でも中途採用は、応募開始から内定まで1か月もあれば決まるケースが多いと思います。海外の新卒就活は、中途採用と同じなので、応募から内定までのスピードは非常に速いです。

応募開始 面接 内定 リンク
マレーシア 5月以前 5月以前 5月(卒業前年) リンク
タイ 8月以前 8月 8月(卒業前年) リンク
マレーシア 国内就活終了後 卒業前年の年末以前 リンク
ベトナム 大学4年生の後期 大学4年生の後期 大学4年生の後期 リンク
ベトナム 1月 1月以降 1月以降 リンク
シンガポール 1月 1月 2月(インターン採用) リンク
マレーシア 2月 2月 2月 リンク
タイ 2月以前 2月 3月 リンク
シンガポール 4年の夏休み 3月 3月 リンク
インド 1月 2月 3月 リンク

*並び順は内定の時期。注記がない場合、時期は大学4年時

新卒海外就職の動き方

インターン:大学入学以降できるだけ早く

新卒海外就職の王道パターンは、在学中の海外インターンです。

新卒が社会人と同じ枠に応募する海外就職では、職務経験がない新卒は不利です。そのため、新卒一括採用がない国では、在学中、卒業後にインターンをすることが一般的です。

インターンをして、実績を認められれば、そのまま就職もあり得ます。他の会社への応募でも職務経験が活かせます。

就職したい国でのインターンがベストですが、日本でも職務経験は積めます。

採用してくれる会社があるなら、大学1年からインターンしてもいいと思います。4年のインターンでは、卒業後に就職したい会社を狙うべきです。

志望企業への問い合わせ:4年生初め以降

具体的に志望企業が決まっていたら、自分で問い合わせましょう。多くの会社は、自社サイトで人材募集をしています。

正式に応募できるのは卒業の直前だと思いますが、早めに連絡を取り始めるのは、何ら問題ありません。

入社の意思を伝えて、仕事内容や、どのタイミングで応募すべきかなど相談します。話をしてみれば、入社できる可能性があるか感覚はつかめると思います。

インターンができるかも聞いてみましょう。正社員としての採用が無理でも、インターンなら雇ってくれるケースもあります。卒業後のインターンも視野に入れて、就職活動しましょう。

人材紹介会社への登録:4年生初め以降

大部分の人は、海外就職に強い日系の人材紹介会社や、現地の紹介会社に登録して、就職を決めると思います。

国内の新卒就活と違い、人材紹介会社に登録する決まったスケジュールはありません。海外就活すると決めたら、早めに登録しましょう。

具体的に求人に応募するのは卒業直前だと思いますが、海外就職でやるべきことについて相談してみましょう。

応募:本番は卒業年の1月以降

先ほど説明しましたように、卒業後の仕事の内定が出るのは、基本的に卒業直前です。よって、必然的に正式な求人への応募は卒業直前になります。

卒業ぎりぎりまで就職が決まらなくて心配だと思いますが、海外での新卒就活はそういうものです。現地人も同じなので、仕方ありません。

面接:できれば現地に行きましょう

面接は電話やビデオ面接のこともありますが、基本的には現地で行います。最終面接だけ現地のこともあれば、人材紹介会社の面談から現地のこともあります。

できれば、卒業直前に1か月くらい確保して、最後は現地で就活をしましょう。求人企業や人材紹介会社としては、現地にいる人の方が面接に呼びやすいです。また、現地に慣れていたほうが、面接の心の余裕もできます。

海外就職が失敗したときのリカバリー策

海外就活を行うのは、卒業間近です。

希望する企業に受からなかったとしても、あるいは就活をしてみて、やはり国内の方が良いと思っても、国内就職に変更することは困難です。

海外就職が上手くいかなかった場合のオプションを考えてみましょう。

国内就職の内定を確保しておく

まずは国内で内定を確保、内定の承諾をしてから、海外就活に移る戦略を取る人がいます。

もしくは、当初は普通に国内就職をする予定だったが、内定が出てから、海外就職を目指すケースもあります。

いずれにしても、国内の内定を確保しておけば、海外就活で就職浪人のリスクはなくなります。

国内就活でも同じですが、内定承諾後の辞退はトラブルになる可能性があります。「内定承諾 辞退」などで検索して、注意点を理解しておきましょう。

私としては、就職する可能性が低い内定を承諾することは倫理的に推奨しません。

また、日本の就職活動は膨大な時間が必要です。日本で就職する気がないなら、他のことに時間を使った方が効率的です。

海外大学院など正規の留学

このオプションのメリットは、経歴として強いことです。海外就職に失敗しても、大学院に留学すれば、経歴上プラスになります。

難しい点は、大学院留学の申請自体が、非常に負荷がかかることです。願書を提出するまでの半年間くらいは、海外就活に時間をさくのは難しいと思います。

より現実的な選択肢は、海外留学をメイン、海外就職はオプションにする戦略です。

9月入学の海外大学院の場合、願書受付期間は、年末から年始にかけてが多いです。まずは、海外留学をする前提で年末までに願書を提出して、終わったらすぐに海外就職に切り替えます。

海外就職活動のピークは卒業前の1-3月なので、ちょうど留学の選考結果を待っている間に就活できます。留学の申請結果と、就活の結果を見比べて、良さそうな方を選ぶ。

大学卒業時に就職しなくても、留学終了時には、もう一度海外就活ができます。

あえて退路を断って、海外就活一本で勝負

国内就職も上手くいかなければ就職浪人するしかないですよね。海外就職の方が上手くいかないリスクは高いですが、基本的には失敗するリスクがあるのは同じことだと思います。

海外就活だけでも大変なのに、他のオプションも考えておくと、海外就活にさける時間が減ります。中途半端に他に時間を使うより、少しでも多くの時間を海外就職の準備に使った方が成功する可能性は高まります。

私が台湾で新卒就活したときも、台湾以外のオプションは準備しませんでした。経験者のブログを見ても、海外就職一本で勝負した人が多いようです。

ワーキングホリデー、語学留学

新卒の就活でも、将来の転職活動でも、履歴書の空白は非常に痛いです。就職浪人は、履歴書が空白になるので、できる限り避けなければなりません。

卒業直前の海外就活が上手くいかなかったら、2-3か月くらいは就活を続けてもいいと思います。新卒一括採用がない国では、卒業後の就活は一般的です。

しかし、なかなか決まりそうにない場合は、履歴書の空白期間を長くしないために、何かしら他のことを始めた方がいいと思います。

海外経験が積める活動としては、ワーキングホリデーや語学留学があります。大学院など正規の留学と違い、思い立ったらすぐに始められます。

ワーキングホリデーや語学留学をしながらでも、就職活動は続けられます。また、大学院など正規の留学の申請準備をしてもいいと思います。

就職したい国が決まっているのであれば、その国でのワーキングホリデーや語学留学がお薦めです。

世界一周旅行

ヨーロッパでは、卒業後に就職せずに長期間旅行をする文化があります。高学歴の人にも多いです。

ヨーロッパ人の真似をする必要はありませんが、長期間の旅行は社会人になる前にする活動としては良い選択肢だと思います。なぜなら、数か月以上の旅行は普通に会社員をしていると不可能だからです。

会社員の旅行は時間が限られているので、せわしなくなります。南米やアフリカなど遠い場所に行くのも無理ではないですが、ゆっくり回れません。

海外旅行をしながらでも、就職活動は続けられます。今は、かなり辺鄙な場所でもインターネットが使えます。パソコンさえ持っていけば、日本から海外就活するのと、他の国から海外就活するのは、条件は同じです。

語学留学、ワーキングホリデーと同じで、旅行しながら、留学の申請準備もできます。

より海外就活を意識するなら、現地で働いている日本人に話を聞いてみるのもいいと思います。ブログをやっている人に連絡すれば、時間を取ってくれる人は多いと思います。もしくは、現地の日本人団体に連絡してみたり、LinkedInで探してみるとか。

興味のある会社を訪問するのもいいと思います。面接ではなく、話を聞いてみるという体で。ひょっとすると就職にもつながるかもしれません。


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